欧米では新聞社の経営破綻が相次ぎ、多くのジャーナリストが失業し、Huffington PostやGawkerなどのウェブメディアの契約記者になり、ブログなどで生活を立てている
彼らの死に物狂いの試行錯誤の中から次世代のメディアが出てくるかもしれないが、日本ではジャーナリストは会社ごと沈んでゆくだけだ
あと5年ぐらいたったら、この差は決定的になるだろうこれからのメディアは、従来型のインフラとコンテンツを垂直統合した大企業ではなく、クラウド的なインフラで情報を発信する個人メディアになるだろう
そこでアクセスを集めるために重要なのはNHKや朝日新聞といった肩書きではなく、価値のある情報をもっているかどうかという個人ブランドだ
中間集団が崩壊し、個人がネットワークを介してつながる超近代社会にメディアも否応なく呑み込まれる
池田信夫 blog : 旧メディアは死なない - ライブドアブログ