コカ・コーラパークが挑戦する エコシステムマーケティング

コカ・コーラパークが挑戦する エコシステムマーケティング
江端 浩人, 本荘 修二(2009)

コンテンツの作り込みは広告代理店などの第三者を介さずに、両者の担当メンバーが定期的に集まり、
合間にはメールでやり取りするなど、緊密に連携しながら進めていった

コカ・コーラ パーク 約630万人
12/5コカ・コーラNEWS号外メール 約350万人
毎日配信コカ・コーラ朝刊メール 約50万人


エコシステム・マーケティング
1. 互いを理解してパートナーシップ・モデルをつくる
2. 自社自身の強みと弱みを見極める
3. バランスのよいパートナーを選ぶ
⇒ マイクロソフト、ディー・エヌ・エー、ミクシィ、
  サイバーエージェント、フジテレビ
⇒ 代理店経由などの案件では、仲介役が入ることで
  却ってコミュニケーションが複雑になってしまい、当事者間の相互理解が
  スムーズに進まないことがある
⇒ パートナーシップにおいて、ただ乗りは許されない
4. 消費者と新たなコミュニケーション軸を構築する
5. 消費者の視点からメッセージを出す
⇒ いまや消費者同士が商品やメッセージについて意見を交わすのが普通になっている
⇒ ここが優れている、これが顧客への価値だと伝えても、
  消費者が納得しない限り受け入れてもらえない
⇒ 消費者がどう認識するかが重要で、供給者のロジックだけで考えていると、
  大切なものを見落としてしまうおそれがある
⇒ エコシステム・マーケティングでは、消費者のテーマや他のコンテンツと結びつける
  方向へと重心を移して、企業エゴを超えたテーマを設定した方が効果的な場合が多い
6. 相互のブランドを活用し、潜在的ファンを増やす


アドバンテージ・マトリックス
技事業(規模×、専門○)
⇒ コンテンツ制作業
特化事業(規模○、専門○)
⇒ 製薬業
規模事業(規模○、専門×)
⇒ 小売業
分散事業機会事業(規模×、専門×)
⇒ 零細小売業

オバマ陣営…説得ではなく…共感の…次世代型…コミュニケーションを実行(田中愼一)
⇒ 個人と直接つながる(ネット、電子メール、イベント、その他)
⇒ 個人の参加重視(ボランティア、献金などによる支援)
⇒ 共感を形成するコミュニケーション・メッセージ
⇒ 多様なメディアによる統合的コミュニケーション
⇒ 若者など、これまで選挙に関心薄だった層の開拓
⇒ …オンライン・コミュニケーション/メディアを戦略的に活用

1. 関心を持つ人(潜在的なファン)を…多く獲得し
2. エンゲージメントのレベルを引き上げる(…ファンにする)

⇒ 「つながり」重視のネット活用…オープンに接触…潜在的なファンを数多く獲得
⇒ 対話型コミュニケーションで共感を醸成
⇒ IMC型のコミュニケーション…テレビ、雑誌、ODM、ケータイ、パソコン、店頭、パッケージ
⇒ 個人の自主的コミュニケ-ション活動

No more spray and pray…「神頼み」はもうやめよう

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