「できる奴=話が短い」 仕事ができる人たちに共通するいくつかの特徴 @udden

できる人は相手に問いかける、できない人は自分が話し続ける

できる人は一本線を引く、できない人はズルズル引きずられる

本当に大事なニッチを考えに考えて探してゆく

自分のもっているニッチを絶対に渡してはいけない

難行苦行をしない

周囲の賛同を待たずに先に手を付けてしまう

抜け駆けを目指す

1. 他人の発言をさえぎらない
2. 話すときは、だらだらとしゃべらない
3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない
4. わからないことがあったら、すぐに質問する
5. 話を聞くときは、話している人の目を見る
6. 話を聞くときは、他のことをしない
7. 最後まで、きちんと話を聞く
8. 議論が台無しになるようなことを言わない
9. どのような意見であっても、間違いと決めつけない
10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない

同じ作業を繰り返すようなものはフォームを作って迅速に処理できるようにしておく。考える必要がないなら誰か他の人に頼むか、機械やシステムに置き換えて任せてしまう。

自分の活動のどの20%が、80%の結果を生んでいるのかを見極めてることだ。そして、残りを大胆にかつ極力切り落とす。

「私は現実逃避を行なっていないか?」と注意を喚起する

『仕事ができる人』は、「忙しい」と周りにに言うことは、「無能の証明」だと思っている。

『仕事ができる人』は、前倒し。(納期より随分前から作業に取りかかるので、2つ以上の仕事を同時並行処理したりする効率の良い仕事の仕方ができる。)

『仕事ができる人』は、仕事の始めに「仕事の目的と最終完成物」を明確にして仕事にとりかかる。

『仕事ができる人』は、段取りを考える時間を十二分にとる

『仕事ができる人』は、どんなに忙しい時でも学習時間の確保を行っている。学んだ知識をもとに、もっと効率的な仕事のやり方を求めて、いつもチャレンジをしている

「選択と集中」

やるのをあきらめる――ではなく「しなくてもいい仕組み」を考える

何でもできることを目指すのではなく、少ないことを卓越してできるようになること(その少ないことで、あなたの組織は歴史に名を残すからだ)

目に見える成果をイメージし、その実現に必要なリソースを自分の経験や他人の能力、そして環境の中から素早く探し出して投入し、カオスな資源を驚くほど見事に形に整える。

浸食不可能な固有の世界を持っている

仕事ができる人たちの特徴まとめ - NAVER まとめ

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「eコマースの売上を10倍にする101のヒント」 @zen_startup

今回の記事はKISSmetricsブログを参考に、日本のeコマース関係者向け少しアレンジした
eコマース担当者でなくてもUI/UXデザインで参考にできる点は多いのでぜひ目を通していただきたい

eコマース担当者が商品のコンバージョン率を上げたいときに、まず考えるべきなのは、A/Bテスト(過去記事)やGoogle Analyticsの目標設定 などのサービスを活用するこである
最大の収益を上げるために何をすべきか、どうやって収益が向上するのかを具体的に理解できる
さらに、コンバージョン率を上げるためには、次の101のヒントがきっと役に立つだろう

eコマースの売上を10倍にする101のヒント

1.  購入のために登録を要求しない
アカウントを作らないと買い物できないというのでは、購入をためらわせるだけだ

2.  購入を促すボタンの言葉を見直そう
「今すぐ購入」「支払い」などの言葉よりも「今すぐ注文」の方が、ハードルが低くなるかもしれない

3.  ランディングページに不要なリンクを載せない
顧客の気を散らすリンクは避け、はっきりした目的があるリンクだけする

4.  通常の仕事時間内に応答できるライブ・チャットを検討しよう
すぐに返事が欲しいという顧客はけっこう多い

5.  常にページを改良しよう
色、アイテムの配置、写真の種類やサイズなど色々なオプションを試そう
サイトの改良に終わりはない

6.  サイトの訪問者に合わせて、ターゲットとする人物像を明確に定めよう
そうすればターゲットの視点で、支払いまでのプロセスを見直すことができる

7.  ウェブ広告や検索ワードとランディングページをしっかり関連付けよう
リンクをクリックしてやって来た訪問者が期待したものを見つけられるようにしておくべき

8.  顧客に購入の条件やプライバシーポリシーをきちんと読んでもらおう
できるだけわかりやすい用語を使い、顧客が安心できるようにしよう
会社の利益だけではなく顧客のことを考えよう

9.  景品やタイアップ商品を見直そう
プレゼントをつける、送料無料、無料レッスンのなど、「買おう!」という決断を促すものを見つけよう

10.保証期間を延長しよう
業界の標準が30日なら、60日あるいは90日の保証を検討しよう
可能な範囲で保証を延長するのをためらうべきではない

11.いちばん重要な言葉はサイトの上部におこう
見て欲しいキーワードが間違いなく目立つようにサイトを整理しておこう

12.セールスコピーには「私」よりも「あなた」を使おう

13.クリスマスなど祝日専用のサイトを準備しよう
グローバルに展開している企業の場合、祝日に当たる国の訪問者向けのページを準備しよう

14.休日のショッピングを細かく分析しよう
買い物する人が多いのは何時頃か、何曜日か、休日まであと何日かなどの要素を分析し、最大限に活用しよう

15.「購入」「レジへ」「予約」など行動を促すことばと、「期間限定」「12月31日まで」など切迫感を持たせることばを一緒に使おう

16.購入につながるボタンを目立たせよう
できればスクロールしなくてもよいトップ近くに配置し、他のボタンよりも目立つようにしよう

17.空白のスペースを効果的に活用しよう
うまく使えば購入を促すボタンを目立たせることができる
空白を埋めようなどと思わない方が良い

18.購入ボタンを押した後の手順に気を配ろう
スムーズに支払いが完了するように、入力項目が簡単でわかりやすくなっているかどうか確かめよう

19.見て欲しい情報は、サイトの一番上と一番下に配置しよう
サイトの訪問者は最初にそこに注目し、中間はざっと見るだけのことが多い

20.キャッチコピーは短くしよう
長いキャッチコピーを最後まで読ませるのは難しい
補足情報やエピソード、直接関係のない情報は極力省くべき

21.クリック3回以内で目的の情報を見られるようにしよう
絶対に訪問者をサイト内で迷わせてはいけない

22.商品の信用を高めるための情報は、商品情報と並べて配置しておこう

23.評判はお金では買えない
クレームや否定的なコメントには正面から取り組もう
オンラインコミュニティは24時間休みなしだ

24.支払いのためのステップが複数あるなら、進捗状況をグラフで示そう
そうすれば、手続き終了まで何ステップ必要かがわかる

25.ショッピングカートには送料込みの値段を表示しよう
数を増やしたり、大きさの違う商品を購入したりする際も、支払いの総額を表示しよう
送料を無料にすれば、コンバージョン率はかなり上昇する

26.支払いの前に、正確な配達日時を表示しよう
可能であれば追跡ナンバーも忘れずに

27.確認メールの中で、発送前に注文を訂正できるようにしよう

28.どうしても必要な情報以外は入力フォームに含めない
例えばニュースレターを購読するだけなのに住所の入力など求めないようにしよう

29.購入ボタンには他のボタンと違う色を使おう
そうしないと他のボタンに紛れて見つかりにくくなってしまう

30.品物の紹介には実際の写真を使おう
大げさだったり、修正を加えたりした画像はすぐに見抜かれてしまう

31.長い文章はやめ、簡潔でわかりやすい言葉を使おう
その方がスクリーン上で目に留まる
携帯デバイスのことを考えれば、これは大事だ

32.入力フォームはとにかくわかりやすくしよう
Error:x003003003などという暗号のようなエラーメッセージが出ないよう、いつ誰が見てもわかるようにしておこう

33.購入後にサンキュー・ページを準備し、入力フォームに記入してもらえるように特典を準備しよう

34.行頭の文字を特大にしよう
ページレイアウトにもよるが、ヘッドラインと本文のすき間をうまい具合に埋めてくれるかもしれない

35.ユーザーが商品を使っている様子を写真で紹介しよう
商品を写しただけの写真より効果があるはずだ

36.商品のディテールがわかるように、ズームボタンをつけておこう
アングルを変えた写真も必要だ

37.長い説明文の中間に、購入ボタンを配置しよう
まずはサイトの上部、さらに一番下、他にも本文のふさわしいところに幾つか配置すると効果的だ

38.顧客にネガティブな驚きを与えてはいけない
支払い手続きを開始した後で、追加の費用が発生したり、長い契約文が出てきたりしてはいけない

39.プロジェクトに関わっていない人にコピーを読んでもらおう
部外者の意見は興味深い発見をもたらしてくれるものだ

40.大事な点は手書き風の矢印、アンダーライン、記号などを使って目立たせよう
もちろん使いすぎて逆効果にならないように

41.人気の商品やサービスは1つのカテゴリーにまとめて、サイトの上部に配置しよう

42.商品の写真だけでなく、商品を使いたくなるような使用例の写真を載せよう

43.キャッチコピーを個人に向けたものにしよう
「みなさん」にではなく「あなたに」向けたメッセージが伝わるようなスタイルを目指そう

44.FAQを充実させよう
これは商品への心配や不満を最小限にするのに役立つ

45.サイトを見に来た人がフォントサイズを拡大できるようにしておこう
人によってはこれでかなり見やすくなるはずだ(特にモバイルで見る人にはとても便利)

46.注文フォームは説明文と同じページに配置しよう
そうすれば顧客はわざわざ他のページへ移動しなくても購入できる

47.商品の使い方を説明したビデオを活用しよう
ビデオでのデモやチュートリアルを検討してみる価値は大いにある

48.ショッピングカートに商品のサムネイルを表示させよう
カートの商品がキャンセルされる率が低くなる
恐らく商品がいっそうリアルに感じられるからだろう

49.プライバシーを重視していることをアピールしよう
メールマガジン等には登録取り消しのリンク、予約フォームにはプライバシーポリシーへのリンクを必ず貼ろう

50.第三者機関による信用証明を取得しよう
日本では日本ベリサインを始めとして、幾つかの会社がウェブサイトの信頼性を証明してくれるので、検討する価値があるだろう

51.返金、返品、保証内容の説明は購入ボタンのすぐ下に書いておこう
別のページに書いてあるよりも安心できるはずだ

52.ずっと変わらないコンテンツを準備しておこう
いつも変わらない内容のページに多くのトラフィックが集まることには驚かされる
最近の潮流に合わせようと無理に変えなくても良いものはたくさんある

53.クリック課金型広告やバナー広告などを直接ホームページにリンクさせない
検索エンジンからのトラフィックがランディングページに来るようにしておこう

54.「どうして他の会社ではなく、ここで買うべきなのか?」顧客のこの質問に答えられるようにしよう

55.さらに「そもそも、どうしてこの商品を買うべきなのか?」と自問しよう
他社と比べた強みを考えるだけでは不十分だ

56.購入ボタンの形、色、サイズ、言葉を色々テストしよう

57.クーポンや割引コードなどの特典ページを作って、お得なサービスを準備しておこう
ディスカウントコーナーの集客効果は大きい

58.ページを簡単にシェアできるようにしておこう
ソーシャルネットワークでもメールでも、友人とシェアできれば、サイトからのメッセージはもっと個人的なものに感じられる

59.注文の商品とセットになるものを薦めよう
購入手続きが完了する前に、セット販売を薦めると効果的だ

60.サイト内に検索ウィンドウを埋め込もう
WordPressや多くのショッピングサイトのプラットフォームではGoogle検索などを組み込むことができる
顧客のアクションをモニターしたり、分析したりできるので活用しよう

61.電話、Fax、カタログ注文などネット以外の注文方法も準備しよう
Paypalやオンラインバンクの口座、クレジット決済の手段を持っていない人、使いたくないという人もたくさんいる

62.購入手続きを促す前に、自社の商品やサービスのメリットを箇条書きにしてまとめよう

63.ユーザーがサイトのどこに注目しているか、ツールを使って解析しよう
ヒートマップと呼ばれるツールを使えば、ユーザーがどこをクリックしているか一目でわかる

64.「残りあと3つ」など、虚偽の表示で購入を薦めようとしてはいけない
特にダウンロード販売で、そんな嘘をつけばすぐにわかってしまう

65.セールスコピーでは顧客が一番不安に思う点を前面に出そう

66.手続きをもっと簡単にしよう
購入、予約、注文が完了するまでのステップを減らせないか検討しよう

67.支払い条件を検討しよう
全額払いで20%引き、分割払い、1つ購入すればもう1つプレゼントなど、顧客を一番ひきつける方法を検討する

68.顧客にもリアルタイムで在庫状況が見えるようにしておこう

69.メールでの問い合わせがたくさん来るなら、「クリックして問い合わせ」ができるボタンを準備しよう
顧客が都合の良い時にすぐに連絡ができる

70.どのページでも検索、絞り込み、書き込みのチェックなどが簡単にできるようにしよう

71.ユニークだとか独創的だというだけの理由で何かを試してみるのはやめよう
顧客のプロフィールやデータに基づいて意味のあるものだけを試そう

72.商品のレビューを書き込んだり、読んだり、評価したりするコーナーをつくろう
書きこんでくれた人にはクーポンなど何かの特典を準備する

73.多数の商品を扱っているなら、サイズ、色、デザイン、価格などで絞り込めるようにしておこう
AJAXを活用すれば、それほど難しいことではない

74.ほとんどの人は周りの人の行動に影響されやすいことを覚えておこう
セールスコピーに「83%のママがこの商品を推薦しています」などの言葉を入れると効果的だ

75.ランディングページの右側には、割引クーポンや実施中のセールへのリンクを貼っておこう
可能なら支払いの際、自動的にクーポンコードが入力されるようにする

76.メール配信をしているなら、写真をオフにしてメールをチェックしよう
写真がなくても読みやすいだろうか
詳しい情報へのリンクはわかりやすい場所にあるだろうか

77.商品の証明書を自社のサイトだけでなく、ニュースレターにも掲載しておこう

78.すべてのページで(ランディングページにも)閲覧履歴を表示しよう
そうすれば、ユーザーは自分がサイトのどこにいるか一目でわかる

79.商品を購入したユーザーのために「サンキューページ」を作ろう
次回の購入に使えるクーポンの入手や、新製品の案内メール予約ができるようにしておくとよい

80.ユーザーが商品を購入する理由をもう一度確認できるようにしておこう
多くの人はお金を払う理由を自分なりに納得したいと思っている

81.ランディングページから広告ページまで、サイト内の操作に一貫性を持たせよう
広告をクリックした先のサイトの違和感が大きいとユーザーに嫌われる

82.ユーザーがランディングページでまず考えることを意識しよう
1つ目は「ここでいいのか?」、次に「どれくらい時間がかかるのか?」という質問だ

83.自社サイトが業界のサイトやニュースで紹介されたことがあれば、該当サイトのロゴをサイト内に表示しよう
サイトの信用度がアップする

84.訪問者とサイト内で交流しよう
簡単なクイズに答えてもらい商品を薦めるのも一つの手だろう
サイト内での交流はコンバージョン率を30%アップさせる

85.サイトを各個人に特化したものにできるかどうか検討しよう
トラフィックはどこからか、なぜサイトを訪れたのかに基づいてアプローチすれば、ユーザーはサイトに親しみを感じてくれる

86.ランディングページでの質問が多すぎてはいけない
まずは購入につながるアクションを促すようにして、その際も質問は最小限にしよう

87.より低価格の商品を薦めることを考えてみよう
高価格の商品を薦めるのはよくあることだが、ダウングレードにも効果がある

88.ユーザーの弱点やコンプレックスに訴えるコピーを考えてみよう
ユーザーにコンプレックスを克服しようと思わせるセールスコピーは効果的だ

89.保証内容について繰り返し言及しよう
「返金保証」「満足できなければ返品可能」などのフレーズを試すことができる
商品に自信がある会社にとって、しっかりした保証をつけることは強い武器となるはずだ 

90.通常のセールシーズン以外にも目を引くような、風変わりなキャンペーンを展開してみよう
例えば、「今日はアインシュタインの誕生日のため1000円割引!」「今月はトマト強化月間!」といった具合だ

91.顧客の買い物がどれほどお得だったかをアピールしよう
だれでも自分が良い買い物をしたと思いたいものだ
競争相手との値段を比べて表示し、可能なら最低価格保証やディスカウントを考慮しよう

92.「顧客の声」として写真だけでなく、ビデオや音声もアップしよう
写真と文章だけの「感想文」には嘘が多い
動画や音声があれば信用性がずっと高くなる

93.副見出しと本文がスムーズにつながっているかどうか確認しよう
副見出しはユーザーを引きつけ、サイトへの関心を強める大事な役目がある

94.ユーザーが「はい」と答えやすい質問を準備しよう
ユーザープロフィールを分析すれば、ターゲットとするユーザーに合わせた質問を考えることができる

95.客観的なデータに基づいたセールスコピーを使おう
「最高の商品」と書くより、顧客の具体的なデータを元に「コンバージョン率が一晩で10%アップ」と書いた方がイメージしやすい

96.正直さを大事にしよう
在庫がないのに注文を受けてはいけない
嘘つきが好きな人などいない

97.まったく行動を起こさないでいること、ずっと同じやり方に甘んじることが、のちのちどれだけの苦痛や、困難となって跳ね返ってくるだろうか
ビジョンや可能性を広げるために、常に動く勇気、変化する勇気を持って欲しい

98.魅力的な特典は一番下に追記しておこう
多くの人は最初にヘッドラインを見て、次に一番下の追記に目を留める
期間限定の特典などはそこに書いておくのがいいだろう

99.コンタクト・フォームをサイトのサイドバーに配置しよう
「コンタクト」ボタンをクリックさせるよりも効果的かもしれない

100.注文後に顧客とコンタクトを取ろう
「お届けの品は気に入っていただけたでしょうか」「何かご要望がありますか」といった内容の友好的なメールを早めに送ることができる

101.エラーページをチェックしよう
「Error 404」と表示させておくのではなく、最新のコンテンツにリンクさせよう

まとめ

上のヒントがコンバージョン率を上げる助けになれば幸いだ
ただ、他のサイトに効果があっても自社のサイトでも同じとは限らない
自社の顧客の傾向をつかむため、テストを繰り返した上でサイトを改善していこう

eコマースの売上を10倍にする101のヒント Zen Startup

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「Gap、J.C. Penney、Nordstrom、GameStopなどが昨年のうちにFacebookのショップを閉店」 @yukari77

最近、Fコマースから撤退する大手ブランドが増えているらしく、Fコマースは失敗?といった類いの記事をよく見かける
これについて、そりゃそうだっていう根拠を“PostRocker”というサービスのファウンダーが解説していたので紹介しようかと

*念のため、「Facebookコマース:Facebookというプラットフォーム上で展開するコマース」のこと

Bloombergの記事によると、Gap、J.C. Penney(衣料品店)、Nordstrom(ショッピングモール)、GameStopなどが昨年のうちにFacebookのショップを閉店
期待していた費用対効果がなかったため早くに閉める判断をしたところが多いよう

GameStopは2011年4月にFacebookショップをオープンし、わずか半年後に閉店した
これだけLikeされているし、この人たちに対してコマースやったらすごいかも?!って期待を持って始めてみたFコマースがなぜ上手くいかないのか

当たり前のことだけど、コマースはより多くのユーザがいればその分売れる
これは単体のEコマースサイトであろうとFacebookコマースだろうと変わらない
ここでは事例としてGameStopのFacebookページを見てみましょ
Like数は369万人を超えてるのです

大きな数字なのは間違いない
でも大事なのは、このLikeのうちどれだけの人が実際にページを訪れているのか
BrandGlueによると、ファンの96%はLikeしたページに再び戻ることはないそう
またそもそもLikeの質の話もあったり
本当にそのブランドが大好きだからLikeしてくれている人は限られていて、いわゆるファンゲートのような手法もしくはFacebook広告などを活用して稼いでるLikeの方が圧倒的に多かったりする

ファンゲートは、このページのコンテンツを見るならLikeしてね!というやり方
実際に上記のイメージにもあるように、GameStopはまさにその手法をとってる
このLike数を先ほどのページの再訪率で考えると、GameStopのFacebookページに戻る人はそのうち4%の148,000人ということになる

もっと細かくいえば、GameStopがFacebookページでコマースを始めたのは昨年4月のことで、当時の彼らのファン数は約200万人
同じ計算をすると、再訪するファンの数は 108,000人に

ファンではない人がFacebookページを訪れる可能性もあるにはあるのでそれも考慮して(GameStopの場合Likeしないと先に進めないから一応なんちゃってファンにならざるおえないけど)みると
Facebookページの1日の平均訪問数はトータルファン数の0.7%といわれ、ユニーク訪問数は総ファン数の0.4%だそう

と考えると、GameStopのFacebookページのユニークユーザ数は15,000人で、閲覧数は26,000ほどということになる
本家サイトGamestop.comのユニーク訪問者数は月間540万(Compete調べ)くらい、1日にすると18万ページビューくらい
本家サイトの方が12倍くらいのトラフィックがある

さらに、Facebookページでコマースをやるにはタブアプリを使う必要が
ランディングページになっていないタブアプリケーションの閲覧数は、全閲覧数の1%から10%しかないそう
10%はよっぽど魅力的なキャンペーンなどを行っている場合で、こんなタブはなかなかない
GameStopのタブがすごく面白かったと前向きに仮定してCTRは5%とすると、タブ(ショップ)の閲覧数は1日1,300くらい

まとめると、約370万人のファンがいるGameStopのFacebookページにあるFコマースタブの閲覧数は、たったの1,500ということに
これじゃあ当然ビッグビジネスにはならないよね…ECの平均コンバージョンが2.2%だとして(Shop.orgによる)計算すると42件の注文だもの
よっぽど「ソーシャル」だから意味があるような買い物の提案をしないと

前にmixiの川岸さんに取材させていただいたときは、例えば「pray for japan」でそれぞれのアルファベットのTシャツをつくってみんなで買って一緒に着ないと成立しないような面白いアイテムを販売するとかって話があったり

あとはせっかく友達がいるんだし、洋服でもアクセサリーでも友達にこれいいじゃん、似合いそうとかってレコメンドがもらえるとか
異性の友達に○○これ似合いそう!とかってすすめられたら買っちゃっうとかね

Facebookでただ商品を並べても上手くいかないのはわかったのだから、もう少し面白い仕掛けにどこかチャレンジしないかな
でもこれはFコマースに限った話じゃなく、オンラインコマース全体に言えることね

Fコマースから続々と撤退するブランドたち、Like数370万件でデイリー閲覧数1,500のとほほな現実 – IT / テクノロジー | TechDoll.jp

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「働いている人の顔、飛行機からの風景、ウンチク。本サイトにはない内容」ANAのFacebook @Isseki3

上位ランクされている日本の企業で一番上手いと思うのは、いいね数関係なくANAだと思います
ここは明らかに内部の人がやっているという気配を感じます
厳しい航空業界で生き残るために必死です
働いている人の顔や、飛行機からの風景、ウンチクなど、本サイトには掲載されてない独特の内容です
いいね数は48万4000とユニクロより少ないですが、イイネ数はひとつのコメントに対して3000くらいも付いてます
つまりANAのFacebookページには、ユニクロや無印のそれの10倍のアクセス数があるのが明確です
どういうこと書くと集客にいいのかまではこちらの飯の種ですので、今後気が向いたときに書くかもしれません

しかしANAみたいな内容を書くのは、広告代理店やコンサルタントに運営を丸投げしている企業では不可能だし、 別にこれでANAが儲かってるという気配もはっきりいって無いです
しかしCS(顧客満足度)の向上はあると思います
つまりそもそもFacebookとかソーシャルメディアって「売り上げを上げる」という短絡的な物では無く、CSを向上させて企業のブランド価値を高めるという使い方が一番適していると考える次第
だから売る気マンマンのF-コマースみたいなのはみんな失敗してるんですよ! 売れるわけ無いから、ホント

寝ぼけてるとしか思えない「ソーシャルメディアで儲ける」論 | More Access,More Fun!

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ファンの96%はLikeしたページに再び戻ることはない、という。 @Isseki3

金曜日のブログで「ソーシャルメディアを使って業績躍進は至難の業」と言ってみる
王様の耳はロバの耳・・・
というエントリーを書いたのだが、本日の日経ビジネスのオンラインのメルマガで、正反対のタイトルを見つけた

「無印良品はなぜソーシャルメディアで儲けられる?」という、世間一般的には「へー
ソーシャルメディアが旬なんだ」的な記事なのだが、自分的には???? であった
大日経様に楯突くのはドンキホーテみたいで滑稽だが、かなりの見地の差があるのでちょっと比較して見たい

まず

これが日経デジタルマーケティングが集計したというFacebookやTwitterで売り上げを伸ばしている企業ランキングだ
まずこの集計・評価方法に異論を申し立てたい

調査は、フェイスブックのファン数とツイッターのフォロワー数の合計値が高い100の企業・ブランドを抽出し、「総合スコア」を使ってランキングにした
まず、企業・ブランドが手掛けるソーシャルメディアが、どれだけ多くのファン数やフォロワー数を獲得しているかを「リーチスコア」としたとありましたが・・・

ここのページの解説BrandGlueによると、たぶんこれは大手企業のFacebookページに共通していると思うんだけど、

1ファンの96%はLikeしたページに再び戻ることはない

2Facebookページの1日の平均訪問数はトータルファン数の0.7%といわれ、ユニーク訪問数は総ファン数の0.4%

というデータがある
これが正しいとすると(たぶん体感的にそれほど間違ってないと思う)

無印良品のFacebookページのファン数は45万3369人(本日現在)だから、1日の平均訪問数は3173人
このうちユニーク訪問数は1813人に過ぎない

無印良品の本サイトは、Alexaで7117位にいる
ここから考えても1日数十万ユニークユーザーのアクセスはあるはずで、 Facebookページのアクセス数なんぞは誤差程度にしかならない
それなのにソーシャルメディアで儲けてるって断言していいの??

そもそもFacebookページのいいね数=ファン数でリーチスコアにしている点が100%おかしい
本来はアクセス数にすべきでしょうよ
人気ベスト100というからには、アクセス数でトップ100を発表すべき
超適当なアクセス解析を誇るアメブロでさえ、ランキングは「アクセス数」であり、「読者数」ではない

ファン数、つまり登録者数でアレコレ言うなら国内で2500万人のmixiにたいして「オワコンなんて失礼だから絶対いうなよ」になってしまう
WEBで重要なのは登録者数ではなくてアクセス数なのは誰もが知っているとおり
とくにFacebookページは有名企業、ブランドなら、いいね数はすぐ集まる
大半が「好きです、このブランド」くらいの軽い気分で押すからだ
そしてフィードに出る内容がつまらないとすぐ非表示にする

プレゼントや懸賞、××ケンテイや占い、Facebookページテンプレート無料配布などを「いいねを押す」前提で配布すれば数千クラスのいいねはすぐに集まってしまうが、上記のようにそうしたファンの96%は再びそのFacebookページを訪れることはない
つまり最初だけはアクセスされても持続しない

Facebook社は、各いいね数(ファン数)は公開してもアクセス数ランキングは公開してない
各Facebookページは自社のはインサイトで見ることが出来るので、やろうと思えば簡単にできるのに、だ

Facebook naviでも「いいね数ランキング」はあるが、アクセス数ランキングはない
なんでか
答えは簡単
Facebookの事業全体が広告収入でまかなわれていて、その広告の大半が「いいね数獲得」のためのものだから、ファン数が多くてもアクセス数は必ずしも多くないということが露呈されるとビジネスモデル自体が崩壊してしまう
簡単な話だ

日経ビジネスの記事には、無印良品のキャンペーンは「SNSと連携したスゴロクには2万8000人が参加し、クーポンが当たった1万人のうち、延べ9761人が引き換えに店舗を訪れた
」とあるが、これ、テレビとか新聞で無料のクーポン配ったら比較にならないくらいの集客が出来るでしょう
断言しますが店舗の前に長蛇の列ですよ
無料で商品あげて店頭にどうぞっていうのが儲かる秘訣なら、こんなんいくらでもできそうです
本当にこれで利益がでるのでしょうか
「他の物を買ってくれるからいい」ということで無料で賞品だしまくっても正しい集客とは言えないと思うのです
広告代理店は扱い増えて嬉しいと思いますが・・

また、「例えば「iPhone」などのタッチパネルを操作できる手袋
昨年10月14日の午前中にフェイスブック、ツイッター、ミクシィで紹介したところ、無印良品全店における、この商品の売り上げは前日比で63%増になった」とありましたが、これ、朝のテレビで紹介されてましたから・・
テレビのほうがどうみても爆発力がありますって
ソーシャルメディアだけの効果っていうのは謎のように思える

・・・ここから追加訂正部分

ちなみに私の仕事のFacebookページは現在1683いいね(ファン数)で、週間のアクセス数は2200〜2500人程度
1日300〜400人にリーチくらいだ
ファン数に比較すると18%に達しているが、大半はウォールで見ているわけで、Facebookページを訪れるユニークユーザー数は1週間に300〜700人で訪問するのはリーチした人の15〜25%くらい
1日平均100人くらいとかなりしょぼいがファン数の比率で言うと6%だから、上記数値の0.4%よりはかなり検討している
各社Facebookページ担当の方もこの数値を出してみたらどれくらい頑張ってるか数値化できますよ

しかし、F-コマースはウォールに出るわけじゃなくて別ページ
Facebookページはウォール以外をリーチしている人に見て貰える確率は15%程度ということになるので、F-コマース作っても売れなくて当たり前なんです
話返すとウォールしか見てないわけです

↑Facebookページのユニークユーザー数はインサイト>リーチ>ページアクセス>ユニークビジターで見ることができると@kagua_bizさんに教えて貰ってこの部分修正しました

・・・ここまで

自分が二つ前のエントリー「Facebookページは大手企業のプロモーションには向かない
むしろ零細企業に向いている」
と言うのはこれだ
なんせ自分の会社は自他ともに認めるスーパー零細企業ですからね

◆ではどうして大企業のFacebookページはアクセス数が少ないのか

答えは簡単です

いいね数53万人を誇る、ユニクロのFacebookページを見てみましょう
ファンになっていると設定で「表示しない」というようにしないかぎり、ウォールに書かれた内容が差し込まれてきます

本日のカキコ

「 ‎[カイテキはステキだ
]
ユニクロが提案するリラックススタイル
オンとオフのスイッチを切り替える必要のない、「くつろぐ」と「でかける」が一緒になる服

そんなユニクロのステキなカイテキ服、揃いました

快適に心地よく、女性であることを楽しむために
※この投稿に対してのいいね数たったの273人

土曜のカキコ

‎[2/25 期間限定価格]
春先のマストアイテムがお買い得です!
春らしいカラーが魅力の万能ボトムス ノータックチノ(MEN)¥2,990、なめらかサラサラ生地のパウダーデニムジーンズ(WOMEN)¥2,990、カラー豊富なスウェットパーカ(WOMEN・MEN)¥1,990、豊かなプリントデザインが魅力のローラアシュレイ リミテッド コレクション Tシャツ(WOMEN)¥990など、春のコーディネートを盛り上げるアイテムが勢ぞろい

※この投稿に対してのいいね数たったの371人 

あの〜
失礼な質問かもしれませんが


こんなん広告のコピーというかチラシみたいな内容、あなたは毎日自分でわざわざユニクロのFacebookページを訪問して見に行きますか??

さらに・・・

無印良品の本日のカキコ

2枚のカットソーを重ねて着るシリーズに、春のトップスが登場しました
形ちがい、色ちがい、サイズ違いを組み合わせて、自由なコーディネートを楽しみましょう

無印良品の「重ねるカットソー」はこちら
※このコメントに対するいいね数308人 だいたい300人台しかいいねがコメントにつかないから、やはりアクセス数は2000〜せいぜい3000人/日前後であってそう

 

こんなん、別にFacebookページでわざわざみなくたって、本当に見たいなら本サイトに行くでしょうよ!!

大企業ほど、当たり障りの無い内容+広告宣伝をウォールに掲載している
担当者は仕事でやってます
愛がありません
中には外注先の企業の社員が書いてるっぽいのもあります
さらに愛がありません

上位ランクされている日本の企業で一番上手いと思うのは、いいね数関係なくANAだと思います
ここは明らかに内部の人がやっているという気配を感じます
厳しい航空業界で生き残るために必死です
働いている人の顔や、飛行機からの風景、ウンチクなど、本サイトには掲載されてない独特の内容です
いいね数は48万4000とユニクロより少ないですが、イイネ数はひとつのコメントに対して3000くらいも付いてます
つまりANAのFacebookページには、ユニクロや無印のそれの10倍のアクセス数があるのが明確です
どういうこと書くと集客にいいのかまではこちらの飯の種ですので、今後気が向いたときに書くかもしれません

しかしANAみたいな内容を書くのは、広告代理店やコンサルタントに運営を丸投げしている企業では不可能だし、 別にこれでANAが儲かってるという気配もはっきりいって無いです
しかしCS(顧客満足度)の向上はあると思います
つまりそもそもFacebookとかソーシャルメディアって「売り上げを上げる」という短絡的な物では無く、CSを向上させて企業のブランド価値を高めるという使い方が一番適していると考える次第
だから売る気マンマンのF-コマースみたいなのはみんな失敗してるんですよ! 売れるわけ無いから、ホント

で、本日のブログをまとめると

●いいね数には意味が無く、アクセス数に意味がある
自慢するなら「何人いいね集めました」ではなく「1日×万人のアクセスがあります」で
いいねなんて金使うか、なんかタダで配ればいくらでも集まる

※とくにコンサルタントを名乗る皆様へ

●FacebookページはCS向上にこそ威力を発揮する
そもそも担当者に大企業は自由度が無く一存ではなにもできないから、Facebookページの効果的運用は難しい
零細企業のほうがよほど効果を上げられる

ということで、また業界に敵作りました(-
-;)

寝ぼけてるとしか思えない「ソーシャルメディアで儲ける」論 | More Access,More Fun!

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「facebook女子は、mixi女子+5歳(39.4歳)」 @bizmakoto

【facebook女子とmixi女子を比較してみる】

年齢的にはfacebook女子の方が年上です
mixi女子の平均が34.7歳に対し、facebook女子は39.4歳
約5歳も上でした
mixi女子は34歳までで57.9%に達しており、facebook女子の48.4%を大きく上回っています
つまり、facebookの方が幅広い年代の女性に利用されていることがわかります

facebook女子の平均年齢は高いのですが、既婚率は10%ほど低くなっており、ひとり暮らしの率も25%ほど多くなっています
また、mixi女子は専業主婦、パート・アルバイトが比較的多くなっており、facebook女子の方が高学歴という特徴があります

年齢層の比較
F vs M年齢層.png

以下facebook女子とmixi女子の比較をまとめてみると
  • 「デパート・百貨店」でよく買い物をする人は、facebook女子の方が1.3倍多い
  • 趣味が「海外旅行」と答えている人は、facebook女子の方が1.9倍多い
  • 趣味が「漫画」「カラオケ」は、mixi女子の方が1.2~1.3倍多い
  • facebook女子の興味関心事は「語学」「ワイン・ウィスキー・洋酒」「ビジネス」「生涯学習」などが特徴的で、mixi女子に比較し1.5~1.8倍ほど多い
  • mixi女子の興味関心事は「TV・番組・有名人」「アニメ・漫画」「ゲーム」「子育て」などが特徴的で、facebook女子に比較し1.2~1.3倍多い
  • スポーツに対しアクティブなのはfacebook女子で「ジョギング」「水泳」「ゴルフ」「サイクリング」などがmixi女子と比較し1.8~2倍多い
  • mixi女子はスポーツをしていない人が半数以上(55.8%)でfacebook女子の1.3倍多い

前回のブログ「mixi女子ってどんな人?」と前々回の「facebook女子ってどんな人?」で見てきたことをもとに、独断と偏見で簡単に言ってしまうと...

facebook女子は「グローバル志向が強く、アクティブなライフスタイルを送っており、自分自身のセンスや能力を磨くことに熱心で、周囲の人たちに頼られる存在の人」で「先端を走りたいと思っているアーリーアダプター層」と考えられます

それに対し、mixi女子は「自分の生活の場を大切にしたいと考えており、周囲の人たちとの協調性を重視しているタイプで、場の空気を読み気配りできる人」で「時代の流れに乗り遅れないように考えているフォロワー層」と考えられます

【消費行動の差異】

facebook女子の方がミネラルウォーターの消費が多いようです
特に「ボルヴィック」「クリスタルガイザー」「エビアン」「コントレックス」「ペリエ」などがmixi女子に比較し1.5〜1.8倍選ばれています

飲酒の状況を見てみると、飲まない人の割合はさほど変わりませんが、facebook女子の方が頻度が高いようです
週一回以上家で飲む人の割合はfacebook女子が44.0%、mixi女子は35.4%
月一回以上外で飲む人の割合はfacebook女子が47.7%、mixi女子が35.1%と、facebook女子の方がお酒をよく飲んでいる様子が伝わってきます

facebook女子はビール好きの人が多いようです
「スーパードライ」「一番搾り」「ヱビスビール」などを中心に、ビール全体の選択率でmixi女子を大きく上回っています
また、日本酒、焼酎も全体の選択率が比較的高く、男性と変わらないお酒の飲み方をしている人が多そうです

一方mixi女子はチューハイ・カクテル好きです
「ほろよい」「カクテルパートナー」「カクテルカロリ」と言った甘いフルーティーなお酒を好んでおり、最近増加してきたと言われている「お一人様家飲み」層の中心にいる人たちと言えます

面白いところではmixi女子は無印良品がお気に入りで、雑貨、文具、化粧品と多岐にわたってfacebook女子に比較し支持率が高くなっています
また、好きなキャラクターの中で、「リラックマ」と「コリラックマ」の支持が高くなっています
facebook女子と比較し、1.4〜1.5倍多くなっており、ゆるキャラ好きの一面を見せています

mixi女子 vs Facebook女子の比較イラスト
コトハジメ⑦.002.png

【mixiとfacebookについての考察】

さて、ここから先は私の勝手な考察をお許し下さい
先日中村伊知哉さんがTwitterで「今のfacebookユーザーの多くはアーリーアダプターではなくて、mixi乗り遅れのレイトアダプターだろうと思います」とおっしゃっていました
私もある意味同感です
最近facebookからSNSを利用し始めた人は確かにそうかもしれません

調査時期(2011年9月)を踏まえ、facebook女子とmixi女子の比較をして思ったことは、mixiは極めてパーソナルなコミュニティを形成しているのに対し、当初のfacebookはビジネスまで含めたパブリックなコミュニティを形成しているのではないかということです
ビジネスを意識しているのであれば実名を公開することにもそれほど抵抗感はないかもしれません
この時期facebookを利用していた女性たちはこの「パブリック志向」が強く、早い時期からmixiからfacebookに乗り換えた(あるいは併用している)人たちと考えられないでしょうか
その意味ではアーリーアダプターだと考えられます

昨年暮れにLinkedInが日本に上陸しました
おおざっぱに言うとアメリカではパーソナルコミュニティはfacebook、ビジネスコミュニティはLinkedInというポジションになっています
日本ではパーソナルコミュニティがmixi、ビジネス(パブリック)コミュニティがfacebookというポジションだとすると、LinkedInの日本上陸によってこのポジションに大きな変化が生じてくることが予想されます

facebookにとって日本はNo.1ソーシャルメディアになれていない数少ない国のひとつです
今年の大攻勢は間違いないでしょう
さてそうなると、mixiはfacebookとの差異化をどう打ち出してくるのか?「実名」か「ハンドルネーム」かの違い程度ではない、もっと大きなポジショニングの変更が求められるかも知れません
この市場、伸びているだけに、目が離せなくなりそうです

*データは全て2011年9月「ぺるそね」調べ
n=29,093
*データ分析に使用した「クラウド型消費者分析ツール ぺるそね」の詳細はこちらへ
無料体験版もご用意してます

facebook女子とmixi女子の違いとは? -データからみるペルソナ図鑑(3)- - 消費者理解コトハジメ

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「Facebookを通じて1700人いる社員全員に私たちの活動を知らせる効果もありました」 @markezine_jp

Q.ソーシャルメディア運用を始めてみて、変わったことはありますか?

高橋:まず大きいのは、いろんなところから「見ていますよ」という声をいただくことが非常に多くなりました
ライティングやヘルスケアといったBtoBのお客さまからも「何かおもしろいことをやっているみたいだね」と言ってもらえるようになり、うれしく思っています
また、私たちはコンシューマーと直接対話することはできません
これまでは販売代理店やお店の人から間接的にしか声を聞けなかったのですが、シェーバーや電動歯ブラシを買ってくれた方から直接声をかけてもらえるのはとても新鮮です

それから、Facebookを通じて日本国内で約1700人いる社員全員に私たちの活動を知らせる効果もありました
社員1700人の風通しを良くしたいという日本の社長の意向もあり、それに一役買っていると思います
Facebook上ではどうしてもみんな少しずつ躊躇してしまうんですよね
社員が宣伝するようで、自社のFacebookのポストにはあまり積極的にコメントをしたりシェアしたりはしにくいみたいです
その分、社内で声をかけてもらえるので、見てもらえていることがわかって有り難いです

あと私の個人的な感覚かもしれませんが、シェーバーのキャンペーンで起用している成宮寛貴さんが、こんなに男女問わずモテる方だったんだということは、Twitterを通じて初めて実感することができました
ユーザーの声をリスニングするために、ブランド名・製品名はもちろん、キャンペーンで起用している成宮寛貴さんと筧利夫さんのお二人の名前もワード検索で拾っています

「成宮君かっこいい!」だと私たちには直接関係ありませんが、「電車のモニターに出ている成宮君かっこいい!」だとフィリップスシェーバーの広告なので、キャンペーンの効果測定にも使えるんです
ソーシャルメディアを使えばそういうリアルな反応がわかるので、とってもおもしろいですね

フィリップスのソーシャルメディア担当者に聞く、グローバル企業ゆえの苦悩とソーシャルブランディング成功への道程 (1/5):MarkeZine(マーケジン)

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「炎上しないことに気をつけるのではなく、何でも受け入れる姿勢をとっていく」 @markezine_jp

ソーシャルメディアを積極的に活用している“あの”企業の担当者に会いに行くこの連載
第8回目は、昨年オランダ本社が創業120周年を迎えた 株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンさんにお邪魔してきました
世界100カ国以上で展開するグローバル企業ならではの、ソーシャルメディア活用における苦悩とその解決策について、詳しくお話を伺いました


1 2 3 4 5 →
今回お話を伺ったのは…
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン
カントリーインターネットマネージャー 
高橋 淑恵さん
 
米国企業日本法人を経て2006年株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン入社
電気シェーバーやヘッドフォンのマーケティングマネージャーに就いたのち、2010年より現職
 
One Voice Japan
 森迫 尚哉さん
出版社から広告代理店勤務を経て、2010年に独立
デジタル領域をメインとしたプロモーションプランニング・プロダクションを設立する
現在は、フィリップスのグローバルPR エージェンシーチーム「One Voice Japan」の一員としてFacebook施策におけるコミュニティマネージャーを務める

各国に乱立するツイッターアカウントを60%に削減

Q. フィリップスで運用しているソーシャルメディアについて教えてください

高橋:Facebookが「フィリップス ソニッケアー(電動歯ブラシ)」と「フィリップス メンズグルーミング(シェーバー)」の2つ、Twitterが「Philips Japan公式」と「yamaburashi」という電動歯ブラシのキャンペーンアカウントの2つあります
ほかにもテレビCMや店頭訴求用のビデオを配信している、YouTubeのPhilips公式アカウントを持っています

Q.  どうしてこのようなアカウントに分けられたのですか?

高橋:もともとは世界中に各国の担当者が立ち上げたさまざまなアカウントが存在していたのですが、コミュニケーションが統一されていなかったり、各国でコンテンツが重複していたり、運用が止まっていて放置されているアカウントが多数あったりと、いろいろな問題点が蓄積していました
そこで約40名で構成された専門チームが一斉に統廃合を実施し、点在していたアカウントの約60%を削減したんです

整理したアカウント数
サービス名  アカウント数 
Facebook 133→56 
YouTube    62→20 
Twitter    89→36 

2011年2月にアカウント統廃合が終わり、日本でも昨年秋から製品ごとにFacebookページをスタートさせました
Twitterはブランド公式アカウントのほかに、2010年のキャンペーンで使用していた「yamaburashi(電動歯ブラシ)」のTwitterアカウントがあります
歯ブラシをイメージしたハリネズミのキャラクターが、投稿してもらったオーラルケアに関する質問に回答していくというQ&Aのキャンペーンなのですが、そのコンテンツを永続的に活用していこうということで、Facebookに取り入れたりしながら、今でも運用を続けています


PRエージェンシーと連携しながらソーシャルメディアを運用

Q. 高橋さんはこれまでどのようなお仕事をされてきましたか?

高橋:フィリップスには2006年に入社して、コンシューマー製品のマーケティングマネージャーをし、そこでWebを使ったマーケティング活動を多く実施しました
2010年からカントリーインターネットマネージャーに着任することになり、現職では、企業ホームページを含め、フィリップス日本国内で行うすべての外向けのオンラインコミュニケーションを担当しています
着任したときから、全社的にソーシャルメディア活用に力を入れていこうという戦略は決まっていました

カントリーインターネットマネージャーは、ソーシャルメディアの活用を監督することも業務の一つです
私のほかに各製品にマーケティング担当者がいるので、そのマーケティング担当者や、森迫さんの所属する「One Voice」と協業しながらやっています

Q.  森迫さんの所属されている「One Voice」について教えていただけますか?

高橋:フィリップスでは2009年より、「One Voice」というPRエージェンシーチームと活動を行っています
森迫さんには、その中で日本でのソーシャルメディアの運用をお任せする“コミュニティマネージャー”として活躍してもらっています
「One Voice Japan」の中でソーシャルメディアに関わっているのは、全部で10名前後になります

Q. 「One Voice」に運営を任せる上で困ったことはありませんでしたか?

高橋:もちろん最初からプラン通りにうまくいったわけではありません
ソーシャルメディアのポスティングは、すごくセンスが問われるものだと思います
例えば、事前にコンテンツをたくさん準備して、シェーバーの機能に関することを私たちが一生懸命に語っても、あまり興味をもってもらえませんでした
むしろシェーバーがあらぬところにある写真の方が、みんなおもしろがって「いいね!」を押してくれる
これはやってみて初めてわかったことです

こんな風に運用していく中で「こっちの方がいいんだね」と“得ていく”センスは、すごく大切だと思っています
今、安心して「One Voice」に任せられているのは、そこのセンスがあるから
私たちのブランドの背景をよく理解した上で、いろんなものに対する“バランス感覚”を持ってくれているので、非常に助かっています


グローバルでソーシャルメディアに注力

Q. ソーシャルメディア活用が始まった経緯や活用目的は?

高橋:フィリップスは60代~70代の方にはメジャーなブランドなのですが、もっと若い人にもリーチしたいという思いがありました
世の中の移り変わりに合わせて、オンラインに注力していこうという戦略があり、その中でもソーシャルメディアを活用していこうという動きが活発になってきたのが、2009年の終わり頃から

コーポレートサイトのトップページ
コーポレートサイトのトップページ

今は世の中がそうだからというだけでなく、私たちがこれまで広告や営業活動では成し得なかったことができるとわかったので、日本に限らずフィリップス全体でソーシャルメディアに注力していかなければならないという戦略が掲げられています

Q. 各ソーシャルメディアの使い分けや誘導方法は?

高橋:Twitterはあくまでも拡散するためのツールとして活用しているので、どこかからTwitterへ誘導するということはしていません
一方、Facebookに関しては、Facebook内の広告やコーポレートサイト、製品ページやブランドサイトから積極的に誘導しています
Twitterでの定期的なポスティングもしていますね
最近では製品カタログにもFacebookの案内を載せ始めました

Q. コミュニケーションについてルールや気をつけている点はありますか?

高橋:まずフィリップスという立場として気をつけているのは、“炎上しないように、炎上しないことに気をつける”のではなく、どちらかというと“何でも受け入れる姿勢をとっていく”ということです
どんなものでも万人に好かれるということはないので、ネガティブな声も含め、すべてを受け入れて対応する姿勢を大切にしないといけないと思っています

本社で用意されたガイドラインにも“ソーシャルメディアはリスニングツールとしても使えるものである”と書かれているので、そこは常に心がけるようにしています

数十冊におよぶブランドガイドライン

Q. そのガイドラインについて詳しく教えてください

高橋:フィリップスには、オランダ本社で世界各国の状況を加味しながら作成された、独自のソーシャルメディアに関するガイドラインがあります
約70ページのうち、ソーシャルメディアを理解するイントロダクションの部分に最もボリュームが割かれ、その次に事前にセットアップしなくてはいけないもの、最後に運営についてまとめられています

このほかにも、フィリップスはブランドガイドラインがしっかりしているので、使われる写真の善し悪しを視覚的に分かるようにしたものや、ロゴの使い方、パッケージやカタログ、展示会のブースやイベントのバックボードについてなど、ブランドガイドラインだけで数十冊ものガイドラインが用意されています

Q. そんなに多くのガイドラインがあると運用が大変なのでは?

森迫:ページ数が多いので、最初のインプットの部分はもちろん大変でしたが、その代わり運営サイドに権限がもらえるので、むしろ今はやりやすい環境を作ってもらえています
基本的にはガイドラインを守りながらポストしていますが、イレギュラーなことが発生した場合は、メールなどで連携をとって対応しているので、特に問題はありません
ユーザーからのコメントには必ず返信をして、対話を大事にしながら運用しています

高橋:ガイドラインを作るひとつの目的は権限委譲のためなんです
何もかも知っている人間がすべてをチェックするのは、現実的に不可能
事前打ち合わせをきちんとしておいて、ガイドラインに沿ってやってもらえれば、権限委譲ができるようになります

あくまでもガイドラインなので、絶対にこうしなさいというわけではありません
コミュニティマネージャーを採用する際に気をつけるべきポイントも書かれているので、それをクリアしてお願いしている森迫さんには、信頼してすべてをお任せしています


「見ていますよ」という声をいただくことが多くなりました

Q. 日々の運用にあたって関係者間でどのように情報共有をしていますか?

高橋:定期的なミーティングとポスティングに関する編集会議をしています
Facebookのオープン直前~オープン後しばらくの間は、One Voiceと毎日のようにミーティングをしていましたが、徐々に回数を減らして最近は月に1回程度に落ち着いてきました
それとは別に、40~50カ国のコミュニティマネージャーが参加して、互いに成功例や失敗例をシェアする、グローバルの編集会議もあります

Q.ソーシャルメディア運用を始めてみて、変わったことはありますか?

高橋:まず大きいのは、いろんなところから「見ていますよ」という声をいただくことが非常に多くなりました
ライティングやヘルスケアといったBtoBのお客さまからも「何かおもしろいことをやっているみたいだね」と言ってもらえるようになり、うれしく思っています
また、私たちはコンシューマーと直接対話することはできません
これまでは販売代理店やお店の人から間接的にしか声を聞けなかったのですが、シェーバーや電動歯ブラシを買ってくれた方から直接声をかけてもらえるのはとても新鮮です

それから、Facebookを通じて日本国内で約1700人いる社員全員に私たちの活動を知らせる効果もありました
社員1700人の風通しを良くしたいという日本の社長の意向もあり、それに一役買っていると思います
Facebook上ではどうしてもみんな少しずつ躊躇してしまうんですよね
社員が宣伝するようで、自社のFacebookのポストにはあまり積極的にコメントをしたりシェアしたりはしにくいみたいです
その分、社内で声をかけてもらえるので、見てもらえていることがわかって有り難いです

あと私の個人的な感覚かもしれませんが、シェーバーのキャンペーンで起用している成宮寛貴さんが、こんなに男女問わずモテる方だったんだということは、Twitterを通じて初めて実感することができました
ユーザーの声をリスニングするために、ブランド名・製品名はもちろん、キャンペーンで起用している成宮寛貴さんと筧利夫さんのお二人の名前もワード検索で拾っています

「成宮君かっこいい!」だと私たちには直接関係ありませんが、「電車のモニターに出ている成宮君かっこいい!」だとフィリップスシェーバーの広告なので、キャンペーンの効果測定にも使えるんです
ソーシャルメディアを使えばそういうリアルな反応がわかるので、とってもおもしろいですね


短期的な見方ではなく、長期的にエンゲージメントを高めていくこと

Q. ソーシャルメディアを使ったキャンペーンは実施していますか?

高橋:シェーバーの「アクアタッチ」というシリーズでモニターキャンペーンをしました
10名の当選者の方にアクアタッチを試してもらい、その使用感をFacebookページに投稿してもらうキャンペーンです
お客さまのリアルな声を拡散することができるので、モニターキャンペーンはFacebookだからこそ効果があるものだと思います
人によって、すごく丁寧な投稿だったり、シンプルな内容だったりするところが、リアルで良かったですね

今後、同様のキャンペーンを電動歯ブラシでもやりたいと思っています
こういったキャンペーンの予算は、オンラインのマーケティング費用の内訳のひとつとして、年間で確保しています

モニターキャンペーン開催時のWelcomeページ
モニターキャンペーン開催時のWelcomeページ

Q. 効果測定はどのように行っていますか?

高橋:Facebookページに対する「いいね!」の厳密な数は重視していませんが、インサイトを使って、ポストに対するいいね!・シェア・コメントなどユーザーのアクションの割合には注目しています
Facebookと製品ページとのつながりを見たいときは、グローバルで導入しているアクセス解析ツールで見るようにしています

Q. お二人のオススメの情報源について教えてください

森迫:ソーシャルメディアマーケティングにはあまり関係ないかもしれませんが、昨年の暮れに出版された糸井重里さん監修の『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社)はおもしろかったです
60年代のアメリカのバンドが、フリーミアムやシェアを体現していて、当時から今の時流は真理としてあったのだなと思いました

高橋:たくさんの本を読みましたが、一番インパクトが強かったのは『ソーシャルメディア炎上事件簿』(日経BP社)です
事例がたくさん載っているだけなのですが、ソーシャルメディアを運営しようと思った段階で読み始めたので、「これは気をつけなきゃ」とか「うちでも起こるかもしれない」という目線で読めたので、心の準備ができました
人によっては読んだら怖くなって、やりたくなくなる人もおそらくいるでしょうけど、むしろそういう事例をたくさん知って、備えておいた方がいいと思います

Q. 目標としているゴールはありますか?

高橋:あまり短期的な目線では見ておらず、長期的にエンゲージメントを高めていくことが今の目標です
Facebookはまだ日本国内全体で利用人数が多いわけではないので、現在使っているのはオンラインのリテラシーが高いデジタルインフルエンサーの方々だと思います
その人たちにロイヤリティの高いファンになってもらうことで、まだFacebookを使っていない人たちにも私たちのブランドや製品を広めてもらえる状態にすることが、最終的に目指すところです

インタビューを終えて

ユーザーの生の声が拡散されるソーシャルメディアでは、企業のひとつひとつの行動がブランドイメージに大きな影響を与えます
つまり、企業にとってソーシャルメディアは、ブランド価値を左右する重要な鍵
多くのユーザーと接点を多く持ち、長期的な関係を築こうとすればするほど、チャンスもリスクも増えることになるでしょう

その課題をグローバルレベルで解決するためにフィリップスがとった戦略は、本社主導による「アカウントの統廃合」と「ガイドラインを活用したコミュニケーションの統一化」でした
無料で誰でも簡単に始められるからといって、効果的な運用を継続させることは容易なことではありません
ソーシャルメディア活用に必要なものは、担当者の覚悟や忍耐力などではなく、顧客に対する全社的な意思統一なのではないでしょうか

フィリップスのソーシャルメディア担当者に聞く、グローバル企業ゆえの苦悩とソーシャルブランディング成功への道程 (1/5):MarkeZine(マーケジン)

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「フィリップスのソーシャルメディア活用」 facebook施策におけるコミュニティマネージャー森迫尚哉さん @markezine_jp

ソーシャルメディアを積極的に活用している“あの”企業の担当者に会いに行くこの連載
第8回目は、昨年オランダ本社が創業120周年を迎えた 株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンさんにお邪魔してきました
世界100カ国以上で展開するグローバル企業ならではの、ソーシャルメディア活用における苦悩とその解決策について、詳しくお話を伺いました


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今回お話を伺ったのは…
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン
カントリーインターネットマネージャー 
高橋 淑恵さん
 
米国企業日本法人を経て2006年株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン入社
電気シェーバーやヘッドフォンのマーケティングマネージャーに就いたのち、2010年より現職
 
One Voice Japan
 森迫 尚哉さん
出版社から広告代理店勤務を経て、2010年に独立
デジタル領域をメインとしたプロモーションプランニング・プロダクションを設立する
現在は、フィリップスのグローバルPR エージェンシーチーム「One Voice Japan」の一員としてFacebook施策におけるコミュニティマネージャーを務める

各国に乱立するツイッターアカウントを60%に削減

Q. フィリップスで運用しているソーシャルメディアについて教えてください

高橋:Facebookが「フィリップス ソニッケアー(電動歯ブラシ)」と「フィリップス メンズグルーミング(シェーバー)」の2つ、Twitterが「Philips Japan公式」と「yamaburashi」という電動歯ブラシのキャンペーンアカウントの2つあります
ほかにもテレビCMや店頭訴求用のビデオを配信している、YouTubeのPhilips公式アカウントを持っています

Q.  どうしてこのようなアカウントに分けられたのですか?

高橋:もともとは世界中に各国の担当者が立ち上げたさまざまなアカウントが存在していたのですが、コミュニケーションが統一されていなかったり、各国でコンテンツが重複していたり、運用が止まっていて放置されているアカウントが多数あったりと、いろいろな問題点が蓄積していました
そこで約40名で構成された専門チームが一斉に統廃合を実施し、点在していたアカウントの約60%を削減したんです

整理したアカウント数
サービス名  アカウント数 
Facebook 133→56 
YouTube    62→20 
Twitter    89→36 

2011年2月にアカウント統廃合が終わり、日本でも昨年秋から製品ごとにFacebookページをスタートさせました
Twitterはブランド公式アカウントのほかに、2010年のキャンペーンで使用していた「yamaburashi(電動歯ブラシ)」のTwitterアカウントがあります
歯ブラシをイメージしたハリネズミのキャラクターが、投稿してもらったオーラルケアに関する質問に回答していくというQ&Aのキャンペーンなのですが、そのコンテンツを永続的に活用していこうということで、Facebookに取り入れたりしながら、今でも運用を続けています

フィリップスのソーシャルメディア担当者に聞く、グローバル企業ゆえの苦悩とソーシャルブランディング成功への道程 (1/5):MarkeZine(マーケジン)

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「脂肪を燃焼させる成分。生より加熱処理されたトマトジュースに多く含まれている」京大・河田教授 @MSNJapan

トマト(浅野直哉撮影)

トマト(浅野直哉撮影)

トマトの成分の一つに中性脂肪などを減少させる効果があり、メタボリック症候群の改善に役立つことを、京都大大学院農学研究科の河田照雄教授(食品機能学)らの研究グループが突き止め、研究成果が10日付の米科学誌プロスワン電子版に掲載された

河田教授らは、脂質異常症や糖尿病に有効とされてきたトマトの成分を具体的に分析
その結果、脂肪燃焼効果を持つ脂肪酸の一種が含まれていることを発見した

この成分を高カロリーの餌に混ぜ、肥満マウスに4週間投与
高カロリーの餌だけを与えた肥満マウスと比べると、中性脂肪量が減少し、血糖値も低下する結果が得られた

河田教授によると、トマトの成分で直接的に脂肪を燃焼する効果がみられたのは初めて
生のトマトよりも加熱処理が施されたトマトジュースに多く含まれているという

トマトでメタボ改善 京大グループが脂肪燃焼の新成分を発見 - MSN産経ニュース

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「国が認めなかった報道機関へのリークの問題は、裁判を継続する」村木厚子さん http://goo.gl/CXlUo

ご支援くださった皆様へ

厳寒の候、皆様にはいかがお過ごしでしょうか

みなさまのご支援により無罪が確定し、職場復帰させていただいてから早や1年4か月が経ちました
現在、内閣府政策統括官共生社会政策担当として元気に仕事をさせていただいております

昨年母を亡くし、みなさまには年始のご挨拶も失礼いたしましたことをお許しください
母の死は本当に悲しいことでしたが、せめても、無罪が確定し、母に安心をしてもらった後であったことが救いでした

さて、みなさまにご報告を申し上げたいことがございます

一つは、今回の事件に関する私自身の処分に関してです

偽の証明書の発行に関わった厚生労働省の上村さん(元係長)の裁判が1月23日にやっと終わりました
判決は、上村さんが偽の障害者団体だと認識せず単独で証明書を発行したものと認定し、懲役1年、執行猶予3年の刑に処すというものでした
彼の行為は公務員として決して許されるものではありませんし、また、私自身の管理責任も重大なものがあり、深く反省をしております
役所においても、近く私を含め関係者の処分があるものと思います
今回のことをしっかり受け止め、自身の、また、組織の信頼を回復するべく、一層職務に精励したいと考えております
改めて心からお詫びを申し上げますとともに、今後とも厳しくご指導をいただきますようお願いを申し上げます

二つ目の報告は国家賠償請求訴訟に関してです

事件の後、検察の在り方については様々な問題提起がなされるようになり、その改革のための検討が始まりました
ただ今回の事件そのものの検証、なぜ私が逮捕されたのか、なぜフロッピーの改竄までして事件を作り上げたかったのか、なぜ検察は途中で引き返すことができなかったのか、そういったことの解明は進みませんでした
真相を少しでも明らかにしたいと、一昨年の12月に国及び担当した検察官を相手に国家賠償請求の訴訟を提起しました
国家公務員が国を相手に賠償請求をすることに大きな迷いもありましたが、真相解明やこうしたケースでの被害者への補償の先例を作りたいとの思いから訴訟に踏み切りました
この訴えに対し、国は昨年10月、報道機関へのリークに関する訴えを除き、当方の訴えを「認諾」、すなわち、訴えを全面的に認め、請求額を全額支払うとしました

裁判には勝ちましたが、国が当方の訴えに対し内容を一切争わなかったため、真相を明らかにするという当初の目的は果たせず、大変残念な結果となりました
なお、国が認めなかった報道機関へのリークの問題については、裁判を継続するつもりです

支払われた賠償金ですが、本来ならば、ご支援をいただいた皆様方にお返しをすべきかもしれませんが、それが国民の税金から支払われたものであること、また、今回のことは刑事司法の抱える問題の深刻さの一端であり、その犠牲になっている人がたくさんいることなどを考え、この問題にかかわりの深い公共的な活動の支援に使わせていただきたいと思い至りました

具体的には、罪を犯した障害者の支援に実績のある社会福祉法人に寄付し、知的障害などハンディキャップを持った人が適正な取り調べを受け、また、公正な裁判を受けられるようにするための活動や罪を犯した障害者の方々が社会に復帰し自立することを助ける活動を支援する基金を作っていただくことになりました
皆様のご理解をいただくことができれば幸いです

刑事司法の抱える問題の改善のため、国家賠償請求という手段は潰えてしまいましたが、私自身、法務省の法制審議会新時代の刑事司法制度特別部会の委員に任命され議論に加わることができるようになりました
微力ですが、ここでの議論を通じてこの問題の解決に少しでも貢献していきたいと存じます

皆様にお助けいただいたことに改めて心からお礼を申し上げ、また、公務員として、また、検察の抱える課題に遭遇した一市民として、今後ともできることをしっかりやっていきたいと思っております
どうか、これからもご指導いただきますよう心からお願い申し上げます

寒さ厳しき折、どうか、ご自愛ください

平成24年1月31日
村木厚子

村木厚子さんを支援する会│村木さんからのメッセージ

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「販促網、プラチナユーザー、生産管理」なぜ、ドコモ傘下に。らでぃっしゅぼーや @toyokeizai

――携帯電話市場が成熟化していく中、ドコモは通信以外の企業と連携し新規事業を拡大していく必要があったのでしょう
一方、らでぃっしゅのメリットは何なのでしょうか

ひとつは大きな販売促進の地平が開けるということです
一定金額以上携帯料金を使うドコモのプラチナユーザーは6000万人だそうです
彼らに有機野菜の宅配のアプローチができ、スマートフォンから注文がもらえるのは大きい
リアルのドコモショップ2390店舗でも販促活動ができるかもしれません

――現在、らでぃっしゅの利用者が1人年間で使う金額は20万円です
プラチナユーザー6000万人のうち1%の人が利用しても1200億円です
今、ラディッシュの年商が220億円ですから、とてつもない金額ですね

それなりの試算はありますが、ご勘弁ください(笑)

――生産管理のメリットもありそうですね

契約農家の方にドコモのタブレット端末を渡します
そして、野菜の生育状況を写真などで送ってもらう
そうすると、日本全国、その時点での生育状況が即座にわかる
たとえば、トマトは今、ここがベストだから即出荷しよう、と効率よくできます
病気の対応なども畑単位でできるようになるでしょう

配送面でも大きいです
たとえば、配送スタッフがお客様履歴をチェックすることで、商品のおすすめもタイムリーにできます
配送車が今どこに走っているかもGPS機能で確認できます
物流の効率化は大きなメリットです

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エキナカ自販機が、伸びている。 @bizmakoto

yd_drink7.jpg 2006年以降、自販機の台数が減少傾向にある(出典:矢野経済研究所)

自販機業界が苦しんでいる
矢野経済研究所によると、自販機市場の規模は2006年以降右肩下がり
低迷を続ける要因として「市場構成比の4割を占める飲料自販機の設置ロケーションが飽和状態にあることに加え、たばこ自販機や酒類自販機も年々台数を減らしていることが挙げられる」(矢野経済研究所)という

業界に厳しい風が吹きつける中、売り上げを伸ばしている会社がある
そのひとつがJR東日本子会社の「JR東日本ウォータービジネス」だ
ゼロから起業した会社ではなく、利益が出ていたJR東日本グループの事業を引き継いで、2006年に設立した
以後、売り上げは約1.5倍に拡大している

業界が苦しんでいる中、なぜ売り上げを伸ばすことができたのか
そのナゾを解き明かすべく営業本部長の笹川俊成氏に迫った
聞き手は、Business Media 誠編集部の土肥義則

自販機のロケーションを見直す

yd_drink2.jpg 東日本ウォータービジネス営業本部長の笹川俊成氏

土肥:エキナカ自販機での売り上げが好調ですね
会社が創業したのは2006年
その後、自販機の台数はほぼ横ばいなのに、5年間で売り上げは1.5倍(187億円→260億円)
自販機1台当たりの売り上げが1.5倍になった計算になりますが、その要因はどこにあるのでしょうか?

笹川:自販機の価値をどのようにすれば高められるのか、ということに力を入れてきました
と、同時に私たちは消費者調査を頻繁に行ってきました

例えば「なぜあなたは自販機を利用しているのですか?」といった質問をすると、2つの答えが突出して多かった
1つは「スピーディーに買えるから」、もう1つは「買いたい時に近くにあるから」
この結果というのは、コンビニやスーパーにはない、「自販機が持つ強み」だと思っています

会社としてはその強みを生かして、売り上げを伸ばしていかなければいけません
「スピーディーに買えるから」という理由については、自販機をSuica対応にすることでより早く買えるようにしました
また「買いたい時に近くにあるから」については、ロケーションを見直しました

土肥:ロケーションを見直した?つまりエキナカにある自販機の設置場所を変えたということですか?

笹川:はい
従来、駅のホームに設置されている自販機は、空いているスペースにまとめて置いたり、隅っこのほうに置いたりしていました
もちろん電車を利用されるお客さまにとって、邪魔になる場所には置けません
ただ自販機は「買いたいときに、近くに」なければいけません
そこで全社員が駅に出向き、駅のホームやコンコースで人がどのように流れているのか、といったことを徹底的に調査しました

土肥:その結果、どのようにロケーションを変えたのでしょうか?


笹川:下の図を見ていただけますでしょうか?このホームには4台の自販機が設置されていました
しかしホームを工事することになり、(4)の自販機が撤去された
(4)が撤去されたので、近くにある(3)の自販機の売り上げが2倍になるのかなと思っていたら、ほとんど変わりませんでした

yd_drink4.jpg

そして工事が終わり、(4)に再び自販機を設置しました
すると(4)の売り上げは工事が始まる前に戻り、(3)の売り上げについては横ばいのまま
それまで私たちは(3)と(4)の自販機は近くにあるので「商圏は同じ」だと思っていました
しかしその考えは間違いでした
つまり(3)と(4)の商圏は、全くの別モノ
自販機の商圏はものすごく狭く、お客さんは飲料を買うために、遠くにある自販機まで歩いて行かないことが分かりました

土肥:ほうほう

笹川:次に売店が閉鎖されるということで、(5)の場所に新設しました
しかし近くにある(3)の売り上げが大幅に下がり、「(3)+(5)=以前の(3)」という結果に終わりました

土肥:ということは(3)と(5)の商圏は、同じだったというわけですか?

笹川:その通りです
階段や売店といった障害物などがあれば、そこで商圏が別れてしまう
なので商圏ごとに自販機を分散して置くように提案し、設置してきました
その結果、売上増につながりました

私たちはこのような仮説を立てています
「『飲料を買いたいなあ』と思ったとき、自販機が遠くにある
しかし消費者は導線を変えてまでも、買いに行かない」と
スーパーやコンビニといった店舗では違うかもしれませんが、自販機で買うためにわざわざ遠くには行かない、と推測しています

このほか自販機の向きを変えただけで、売り上げが伸びたケースもありました
例えば、線路と平行して設置してある自販機、見たことありますよね

土肥:よく見かけます
自販機2台が背を向けて並んでいることも

笹川:もちろんホームの広さや人の流れもあるので、そのように置かなければいけない所もあります
しかしそれを直角に置く
例えば、階段を登ってホームに着けば、自販機が目に入るようにする
そうしただけで、売り上げが1.3倍になったケースもありました

yd_drink1.jpg 線路に平行して、背合わせに並んでいる自販機

最も驚いたことは「ここまで分かるのかっ!」

土肥:Suicaの決済率をみると、2007年には25%ほどだったのに、2011年の末には50%近くに拡大しています

また2009年12月から、新型の電子マネーリーダ/ライター(Suica決済端末「VT-10」)を導入されました
Suicaポイントクラブ会員の方で、Suicaを使って購入すれば、年代、性別、郵便番号などが分かるので、それをマーケティングに活用されているそうですね

笹川:新型のリーダ/ライターが導入されるまでは、自販機に飲料を詰めるオペレーターが、「前回詰めてから今回詰めるまでの間に、この商品が何本売れた」といった形でデータを収集していました
もちろんPOSデータではなかったので、時間単位での売り上げは分かりません
週や月単位で「売り上げが伸びた」「売り上げが落ちた」といったトレンドしか分析できませんでした

土肥:「夏は炭酸が売れる」「冬はホットコーヒーが売れる」といったデータしかなかったわけですか?

笹川:売れ筋や季節トレンドといったレベルですね
以前は時間帯の売り上げが分からなかったので「どういった人が買っているのか?」という仮説を立てることができませんでした
また大きなトレンドが変わったときにも、その理由が分からなかったことがありました
例えば毎年夏になれば炭酸が売れているのに、なぜか今年はかんばしくない
そうしたときに、原因追及ができませんでした

なのでSuicaの読み取り機を作ったときに、POSデータを取得できる機能を付けました
今では新型リーダ/ライターを導入したことで、大きくわけて3つのデータを分析することができるようになりました
1つめは、どのような飲料が売れたのかが「時間帯」で分かるようになりました
2つめは、Suicaには1枚ごとに「IDi」(発券者採番番号)があるので、それを使って「購買履歴」分析が行えるようになりました
3つめは、Suicaポイントクラブの会員であれば、性別、年代、郵便番号といった情報を関連付けて「消費者属性」を分析すことができるようになりました

土肥:どういった人が、どういった商品を、どのような時間帯に――ということが見えてきたわけですね

yd_drink5.jpg

笹川:はい
ただ誤解していただきたくないのは、すべての人のデータを把握しているわけではありません
例えば消費者属性はSuicaポイントクラブの会員のみに限定していますし、あくまで属性ですので個人を特定することはできません
しかし、仮説検証をするには十分なデータの質と量はあると思います

土肥:新型リーダ/ライターを導入されて、たくさんのデータを取得することができました
そして、そのデータをどのように使おうと思われたのですか?

笹川:「時間帯」分析については、コンビニなどですでに行われています
弊社にも経験者がいたので、その手法を活用しました
ただ「購買履歴」と「消費者属性」の分析については経験値が全くなかったので、どういう形で分析すればいいのか分かりませんでした
そこで各部の担当者を集めて、プロジェクトチームを立ち上げました

リピート率から何が分かって、どういう営業施策が考えられるのか――
このような議論を繰り返してきました

土肥:実際にデータを見られて、最も驚かれたことは何でしょうか?

笹川:さきほども申し上げましたが、以前はデータが少なかったので仮説を立てることができませんでした
例えば「Aという商品が売れています
Bという商品が売れなくなりました」といったトレンドでしか分析することができませんでした

しかし新型リーダ/ライターを導入すると、さまざまな切り口からデータを見ることができるので、仮説を立てることが可能になりました
例えばCという商品の売り上げが減少していれば「どういう層が買わなくなったのか?」「どの時間帯の売り上げが落ちているのか?」といったことが分かるようになりました

逆に売り上げが増加すれば「誰が買っているのか?」「どこで買われているのか?」「同じ人が繰り返し買っているのか?」「新しい人が買っているのか?」といったことがデータから見えてくるようになりました
データによって「こういう理由で、売れている」と仮説を立てることができるようになりました

ご質問に戻りますが、最も驚いたことは「ここまで分かるのかっ!」ということですね

yd_drink6.jpg エキナカ自販機の商圏は狭い、ということが分かった

仕事で疲れたビジネスパーソン、駅で甘いジュース

土肥:POSデータ分析を通じて、分かったこと
もう少し詳しく教えていただければ

笹川:例えば缶コーヒーを買われている方の男女比は9:1
しかしペットボトルのコーヒーになれば7:3になる
なぜペットボトルになれば、女性が買ってくれるのか
「キャップが付いているからなのか」それとも「缶に抵抗があるのではないか」といった仮説を立てることができました

女性に売れているのはどんなモノなのかと確認したところ、ペットボトルの割合が高かった
また小容量のものが平均以上に売れていました
そこでエキナカ専用商品としてペットボトルのカフェオレを作ったところ、女性の購入割合が増えました

土肥:駅によって違いがあったりするのですか?

笹川:同じ駅構内でも、ホームとコンコースで売れ方が違います
また同じホームでも特急が止まるホームと、在来線のホームでは売れ方が違ってきます

今では一部の自販機で売上特性を見ながら、品ぞろえを変えています
全自販機の品ぞろえを変えるのは、大変な作業が伴います
なので特別な売れ方をしている自販機については、その自販機に合った飲料をそろえていますね

土肥:面倒……い、いや、自販機の裏側では大変なご苦労があるわけですね
このほかPOSデータから分かったことってありますか?

笹川:夕方から夜にかけて、ある特徴がうかがえました
30~40代の男性が、果汁や炭酸で甘味の強いモノを買っていることが分かってきたんですよ

果汁飲料といえば、朝に女性が買っているのかなと思っていました
しかしデータを詳しくみてみると、柑橘系の果汁については、朝に女性が買っていることが分かりました
しかしリンゴやブドウの果汁飲料については、30~40代の男性が夕方から夜に購入しているんですね

仕事で疲れたビジネスパーソンが小腹を満たすためだったり、気分転換のために甘味の強い果汁飲料を飲んでいるのでは……といった仮説を立てました
そこでビジネスパーソン向けに甘い飲料を増やしたところ、売り上げが伸びました


yd_drink3.jpg エキナカ自販機で販売しているミネラルウオーターは、どんな人が買っているのか

土肥:笹川さんのお話を聞いていると、少し心配になってきました
女性向けにペットボトルのカフェオレ
しかもサイズは小さめ
30~40代の男性には、甘い果汁飲料がよく売れる
しかも夕方から夜にかけて
こうした情報を公表すれば、他社が「ウチも真似しようぜ」となるのでは?

笹川:マチナカの自販機は、基本的にさまざまなロケーションでマス層を相手に展開しているので、弊社のようなやり方を真似することは難しいかもしれません
自販機はスペースの関係上、限られた商品しか販売できません
「働く男性のために、果汁飲料を売ろう」といった一定層をターゲットにするのは、難しいかなあと思っています
エキナカという、恵まれたロケーションだからこそできると思っています

土肥:同じ自販機でも、エキナカとマチナカでかなり違うようですね

次にミネラルウオーターがどのような人に買われているのか
またどのような時間帯・場所で買われているのか
アレコレ教えていただけますか?

(次回、2月17日掲載予定)

Business Media 誠:仕事をしたら“消費者”が見えてきた:エキナカ自販機の売上が、伸びている理由(前編) (1/6)

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メディア野郎人生のはじめ方。祝!連載 @tabbata

はじめまして
田端信太郎です
私は、もう10年ほど前にフリーマガジンの「R25」の立ち上げに関わったのを皮切りに、その後、livedoorニュースやlivedoorブログ、オピニオンリーダーのブログ記事を集約したニュースサイトであるBLOGOS、そして今はコンデナスト・デジタルにてVOGUEやGQJAPAN、WIREDのウェブサイトやデジタルマガジンの運営に携わっています
この10年ほど、紙とデジタルの両方にわたって、私はいくつもの「メディア」を立ち上げ、運営してきました

総合商社が取り扱う商品ジャンルの幅広さを説明するフレーズとして、「ラーメンからミサイルまで」というキャッチフレーズがありますが、私が、関わってきたメディアのジャンルは、それこそ「2chまとめブログから、超高級ファッション誌まで」と言えるほど、幅広いと自負しています
さらには、ネットのみでなく、印刷メディアとデジタルメディアの両面から様々なメディアを経験することができました

私は、新しいメディア、これまでになかったメディアを立ち上げ、世の中に送り出していくことの面白さ、セクシーさ、やりがい、スリルに取りつかれてきました
そんな私を、自分自身では、「メディア野郎」だと思っています
そう、トラック一番星のような「トラック野郎」が、トラックが好きで好きでたまらない・・・、あるいは、宮崎駿の「紅の豚」に出てくる「ヒコーキ野郎」が、飛行機が好きで好きでたまらない、のと同じように、私はメディアが好きで好きでたまらない・・・そういう意味での「メディア野郎」なのです(「野郎」と書きましたが、もちろん女性も入隊歓迎です)

この連載「メディア野郎へのブートキャンプ」は、そんな「メディア野郎」への道を目指す人たちへの「新人特訓キャンプ」(=ブートキャンプ)です
鬼軍曹・鬼教官としての私から、「プロ」のメディア野郎としての気構え、過酷なアテンションや可処分時間の奪い合いという現在のメディアの「戦場」において、未来に向けて生き残っていけるメディアを作る、サバイバル術を伝えていきたいと思っています

今や、個人・法人を問わず「誰でもがメディアになり得る」時代、「情報爆発時代」になりました

この2012年に自社の企業サイトを持たない企業は、ほぼ無いでしょう
新たに商品のプロモーションを展開すれば、それ毎にキャンペーンサイトやfacebookページ、Youtubeチャンネルなどが立ち上がります
また、facebookやtwitterのようなソーシャルメディアは花盛りですし、日々、生活者のPCやスマホには、GメールやRSSリーダーを通じて、膨大な情報がプッシュされてきます
大手ポータルには毎日更新される膨大なニュースや、多数の専門カテゴリがあります
商業的、組織的に運営されるメディア以外にも、無数の専門サイトや個人ブログが、文字通り、「星の数ほど」存在し、日々莫大な記事が更新されています
さらには、オフラインの情報環境においても、街を歩けば、多数のフリーペーパーや雑誌が、行くところ行くところ、所せましと並べられています
一日の終わりに、自宅に帰って、郵便ポストを開けてみれば、そこには、ダイレクトメールや通販カタログ、カードの請求書に同封の会員誌などが、どっさり・・・
テクノロジーの発達が劇的に情報発信するコストを下げたこともあって、企業や個人が、メディアを利用して情報を発信すること自体は大変に簡単になりました

しかし、そんなメディアのうち、きちんと読まれ、読み手の心を動かし、世の中に影響力を継続的に発揮できているものは、どれくらいあるでしょうか?メディアの受け手、消費者としての皆さんの実感からも、私の実感からも、「かなり少ない」と思えてしまうのではないでしょうか

この連載は新兵訓練のブートキャンプですから、軍隊風に言うならば、いまや銃の値段が暴落してしまって、「銃を見せびらかす」あるいは「引き金を引き、弾を撃つ」こと自体は、誰にでも出来るようになってしまいました
しかし、プロの兵隊たるもの、単に銃を撃つだけでなく、様々な場面に応じた銃の構え方、狙いの付け方、そして、実際に読み手のハートを正確に射抜くことが出来なければ、失格です
さらには、ライフル銃を完全に分解し、また組み立て直せるようなレベルで銃の基本的な構造を理解し、その取り扱いやメンテナンス、さらには、そもそも銃で人を撃つとはどういうことなのか?という心理的な側面や哲学的な側面、捕虜や民間人は撃ってはいけないなど戦時国際法的なモラルまで理解しておかなくてはなりません
メディア野郎を目指す、というのはそういうことまでを含むのです

さて、トラックや飛行機とちがって、メディアという言葉は大変に抽象的ですから、あらかじめ、本連載で対象とするメディアの定義を明確にしておきたいと思います
語源としては、メディア(media)という言葉は「媒介・媒質」を意味するmediumの複数形です
媒介・媒質とは、何かが伝わる際に、その介添えになるもののことを指します
例えば、音が伝わるためには、空気が必要です
その意味では、いわゆる「空気読め」的な比喩でなく、物理的な空気それ自体も、メディアと言えなくもないのですが、さすがにそういう定義は、今回は採用しません

私が思うに、メディアが成立するために、絶対に必要なものは、発信者、受信者、そしてコンテンツです
この3要素間の関係性を取り持つものとして、広義のメディアは成立します
そして、現在のデジタルデバイス上に表現される広義のメディアは、発信者と受信者がそれぞれ1つなのか、あるいはN個あるか、によって、下記のような3形態に分類されると私は思っています
(これはもう3年ほど前に自分のブログで、提唱したフレームです

想定される送信者:1 vs 想定される受信者:N

  • (狭義)のMedia型(⇒Yahoo!ニュースが典型)

想定される送信者:N vs 想定される受信者:N

  • Community(&Social)型 (⇒facebook、mixi、2ちゃんねる、が典型)

想定される送信者:N vs 想定される受信者:1

  • Tool型 (⇒GmailやRSSリーダーが典型)

(狭義)のMedia型は、Yahoo!ニュースがその典型です
Yahoo!という「送信者」が1人で、想定される「受信者」は何百万人もいるためにそうなります
(この形態の特徴をユーザー目線でいうと、自分が見ているページと同じウェブページを沢山の人が見ているのだろう、と無意識に感じさせているサービスです

mixiやfacebookなどは無数の「送信者」と、無数の「受信者」がいますからで、その意味では、典型的な「Community(&Social)」型のサービスと言えると思います
(このパターンの特徴をユーザー目線でいうと、自分と同じ情報を見ている人は、かなり少ない人数か、自分のみであり、もし自分以外の人が見ているすれば、その人は、自分とかなり近い趣味嗜好だろうな、とユーザーに感じさせているサービスです

Gmailは、無数の人から送られる1人へのメールを読んでもらうサービスですから、典型的な「Tool」型のサービスと言えます
RSSリーダーもこのパターンです
(このパターンの特徴をユーザー目線でいうと、自分が見ているページは、自分だけのためのものであって、むしろ他人が同じもの見ることなどを想定してない、というように感じさせているサービスです

ほとんどのデジタルデバイス上のメディアサービスは、上記の「Media」なのか「Community」なのか、「Tool」なのか、の3者択一のうちのどれかを基本に置きながら、この3形態がカクテルレシピのように様々なパターンで、ミックスされたりもしつつ、ユーザーの前に出現します

そして、本連載において、対象としたいのは上記の分類でいう「想定される送信者:1 vs 想定される受信者:N」という、デジタル環境の到来以前からあった最もクラシカルな、最も狭義でのメディア形態を基本的には想定しています

インターネット登場以前からあるアナログ&オフラインメディアのほとんどが、この意味での「狭義のMedia」形態であり、プログラマーやエンジニアではない人間が、プロの「メディア野郎」になろうとするならば、まず最初に押さえるべき、もっとも基本形となるのが、この形態だと私は思っています

さあ、次回からはより各論に入っていきたいと思います

皆さんの「メディア野郎」人生に幸多かれ!

メディアの戦場を生き抜く! ブートキャンプ始めます。 | AdverTimes(アドタイ)

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「ソーシャルメディアでローソンへの入口を開拓し、出口は「Ponta」につなげる」 @keita600

「あきこちゃん」のアカウントで知られ、ソーシャルメディアを顧客接点として積極的に活用しているローソンは、「第二回ソーシャルメディア活用企業調査」(アジャイルメディア・ネットワーク=AMN調べ)でランキング3位に選ばれました
同社のソーシャルメディア活用について、CVSグループ広告販促企画部の白井明子さんにお話を伺いました

「あきこちゃん」のキャラクター設定を社内で共有

――ソーシャルメディアを始めた経緯を教えてください

白井 ツイッターを始めたのは2010年4月のことです
社長の新浪からツイッターに取り組むよう指示を受けており、そこから2カ月かけて「@ローソンクルー♪あきこちゃん」というアカウントを開設しました

ツイッターを始めたばかりの頃は、恥ずかしながら何も分からないままやっていましたね
何をするにもまず知識がなかったので、セミナーに参加するなどして、周りと相談しながら体制を整えていきました

当初はツイッターのアイコンとしてローソンのロゴを起用しようと考えていましたが、ロゴよりキャラクターの方が親和性をもって受け入れられるのではと思い、「ローソンクルー♪あきこちゃん」という設定で始めました

――あきこちゃんに対してのお客さまの反応はいかがでしたか
また、運営していく上で注意していることはありますか

白井 お客さまとの親和性を強く感じられたことが大きかったですね
つぶやきの中に共感できるワードがあれば、お客さまはあきこちゃんを人格として見なしていただけるようです
また、ソーシャルメディアでは友達のお勧めだと受け入れられやすいので、あきこちゃんからのつぶやきを友達のお勧めのように思っていただいて、実際の購買にもつながっていると感じています

運営面ではキャラクターがブレないように気をつけています
よく企業のツイッター担当者を「中の人」と読んだりしますが、もし「中の人」が異動になってしまった場合は大変ですよね
私自身もいつまでもソーシャルメディアの担当をやっているとは限らないので、キャラクターの設定をみんなで共有することで、情報発信を継続的にできる体制をつくっています

その一つとして、フェイスブック内に掲載している4コマ漫画を冊子にして社内で共有しています
引き継ぎや新人が来た時に4コマを読んでもらうことで、あきこちゃんの設定や発言の内容がわかるので、論理矛盾を起こさないようにしています

フェイスブックは30代サラリーマン、mixiは19歳女子

――様々なソーシャルメディアに対して積極的に活動されていますが、それぞれで使い分けをしていますか

白井 基本的には全てのつぶやきをツイッターから発信しています
その中で、フェイスブックとの相性が良さそうで、ご好評いただけそうなものを頻度を減らしてフェイスブックでも展開しています
モバゲー、GREE、mixiでは、それぞれつぶやく内容が異なります
たとえば「けいおん!」に関してはモバゲーやmixiの方が好評であることが多いので、それぞれのソーシャルメディアが持っている特徴と照らし合わせながら、一番反応がいい情報を発信しています

――それぞれのソーシャルメディアが持つ特徴とは具体的にどのようなものがありますか

白井 フェイスブックは都内で働いている30代サラリーマンをターゲットに想定していますので、おいしい商品などの反応は凄く良いのですが、逆にコアなものへの反応は薄くなりますね
一方でmixiは19歳の女の子をターゲットに想定しています
反応が良いのはデザートなどの話題ですね
モバゲーやGREEはなかなか難しいですが、意外と地方に住んでいる主婦が多いという印象がありますね

――運営する数が多いともちろん負荷も大きくなると思いますが、何か工夫されていることはありますか

白井 負荷分散を意識して行っています
メールマガジンとWebの運用担当者3人が、何時に何をするのかを決めてルーチン化し、それに沿って担当者が様々な部署からメールマガジンやあきこちゃんの原稿を集めています

リアルタイムで投稿するというのではなく、毎週火曜日に17媒体の投稿スケジュールを組んで、それを「HootSuite」「Involver」に全部設定し、手動のものは別途行っています
次ページへ続く


店舗オーナーに説明するため、社員の利用が進んだ

――効果検証はどうなさっていますか

白井 効果指標を定量化して毎週レポートにまとめて報告しています
使える効果検証ツールは全て使ってデータを出しています
ただ、それを業務に活かすという意味では、ツイッターであれば商品開発やコールセンターのカスタマーサポートに活かす、というような形で、ソーシャルメディアの特性を踏まえて考えるようにしています

一例を挙げると、商品開発に関しては、ツイッターの検索でローソンというキーワードで検索し、同時にどのようなキーワードが含まれているか分析しています
分析することにより、どのような消費者ニーズがあるのか常に考えて取り組んでいます

――ネガティブな反応にはどのように対応していますか

白井 カスタマーセンターに問い合わせなどがくることはありますが、ツイッターでは「あきこちゃん」という名前を付けていることもあってか、あきこちゃんに対して厳しいご意見をいただくことはあまりありません

日頃からログや検索で目を凝らしているので、よくない風評などが起きてもすぐに検知できるような体制をとっています
担当者以外でも、社内では社員がソーシャルメディアを使っているので、社内の誰かからアラームが上がります
ソーシャルメディアを利用する上で、早めにケアをすることが大切だと思います

――社内での利用は方針として始められたのですか

白井 一斉に始めたということではありませんが、施策としてソーシャルメディアクーポンを始めた時に「社員がソーシャルメディアを知らないと店舗オーナーに説明することが出来ない」という話になって、その時に利用していなかった社員も始めたという話を聞いています
ソーシャルメディア施策に連動して、社内での利用が増えたという流れですね

――「ソーシャルメディアクーポン」を導入した際の店頭でのオペレーションはどのように行っていますか

白井 もともとPonta(共通ポイントサービス)の特典として、貯まったポイントを利用して店頭端末のLoppiで発券する「お試し引換券」というサービスがあります
「ソーシャルメディアクーポン」もLoppiから発券されるので、お店の人も「お試し引換券」と同じ要領で行うことができました

――「けいおん!」などのアニメとのコラボをなぜ行おうと思われたのですか

白井 アニメとソーシャルメディアは親和性が強いと考えています
ツイッターでつぶやかれるハッシュタグの上位はアニメのもので占められており、親和性は高いと思います
これは他の調査でも分かっており、ソーシャルメディアで情報を伝えるのであれば、「このおにぎりおいしいですよ」と言うよりも、「けいおん!の唯ちゃんかわいいよ」と言った方がリツイートの数も大幅に増えますし、よりお客様に伝わるのではないかと思います

――「みんなでつくる〜」を冠したキャンペーンを多く展開されているのはなぜでしょうか

白井 お客様と一緒に作ることで、ローソンへの愛着を持っていただこうと考えています
「みんなでつくるソーシャルメディアアイドル」キャンペーンでは、イラスト投稿サイト「pixiv」と音声投稿サイト「こえ部」でデザインと音声を募集し、ユーザーのみなさんの声を反映しつつ、キャラクターを作りました

このような取り組みは今後も継続的に展開しつつ、「みんなでつくる〜」にはこだわっていきたいと思います

――これらのソーシャルメディア施策の目指すゴールは何ですか

白井 前述の通り、弊社ではさまざまな施策を行っていますが、CRM(顧客関係管理)の根幹に共通ポイントサービス「Ponta」を位置づけています
まずは、ソーシャルメディア上でのコミュニケーションを通じてお客様が店頭へ来店されるきっかけを作り、店頭ではお客様に「Ponta」会員になっていただく
そして、「Ponta」の販促、施策で継続的な来店へとつなげるという流れを作っています
ソーシャルメディアでローソンへの入口を開拓し、出口は「Ponta」につなげるイメージですね

――引き続きソーシャルメディアを活用して、それぞれに合った企画を積極的に提案されていくという感じでしょうか

白井 そうですね
さらに店舗のインフラにも進展があるので、それにあわせて今後面白い企画も出てくるかなと思います
あとはソーシャルメディアだけではなくて、新たな来店手段を提案していきたいです
ソーシャルゲームも興味はありますね

――インタビュー雑感

ローソンさんは、非常に多くのソーシャルメディアに積極的にチャレンジしていらっしゃいます
ですが、ただやみくもに数多くトライすればいいというわけではなく、それぞれの「特性」を考えた上でそれぞれにあった企画を立案し、また相互の効果を考慮しながら、ソーシャルメディアを利用していくという姿勢を白井さんのお話から感じました

また、複数のソーシャルメディアを利用する上では、「一貫性」も不可欠でしょう
ローソンさんの場合はどのソーシャルメディアや企画の取り組みをお伺いしても、最終的には「Ponta」への誘導というゴールとして設定されていることも白井さんのお答えから感じました
「特性の考慮」と「一貫性」がローソンさんの取り組みの重要な鍵であるのでしょう
(アジャイルメディア・ネットワーク)

インタビュー担当:AMNインターン青山学院大学経営学部芳賀ゼミ糸井佑樹、人見彩菜

次回(2月27日)はユー・エス・ジェイです

高柳 慶太郎「ソーシャルメディア活用 先進企業に聞く」バックナンバー

【ソーシャルメディア活用(3)ローソン】「入り口はソーシャルメディア、出口は店舗でポイント会員へ」 | AdverTimes(アドタイ)

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