5. ビデオ広告の成長
よりビジュアル的要素が重要になっているのは、ウェブのエディトリアルだけではありません
ウェブ広告においても動画の存在が大きくなっています30〜50%の米広告代理店のRFPによると、クライアントは15秒CMのような動画資産をたくさん持っています
これらの動画は一般的にTVコマーシャルのためにつくられた編集バージョンで、制作価値は安いウェブのバナーなんかよりずっと高く、想像性やクオリティの点で、我々の編集コンテンツにより近い意味を持つものです前述したように新しいレイアウトでは、各ページのメインビジュアルは64%大きくなりました
恐らく、そうした大きなビジュアルをもし1つ以上置いてしまうと、ページが重く掴みどころのないものになってしまいますが、それは記事についてだけでなく、広告についても当てはまるのです
新しい動画広告は編集記事内のビデオと同等の大きさの場合のみ、役に立ちます
しかし、両方をうまく立たせる唯一の方法は、コンテンツの余白に広告を入れるのではなく、記事の間に広告を挿し込んであげることですこれもTVにならったアイデアです
我々のようなWebの出版側は、TVCMのエモーショナルでブランド認知に役立つ側面や番組表だけでなく、番組と番組の間のコマーシャルからも学ぶことができるのです我々の展開するビジュアルコンテンツの殆どが、写真もしくはグラフィックスで、動画コンテンツも自社制作でなく他から引用してくるものなので、プリロール広告はほとんど利用できません
しかし、2つの独立した編集記事の間の640 x 360のエリアに、あたかもスライドショーの中の1枚のスライドのように、もしくは次のセクションに移る前の単なるスポットとして、15秒CMを差し込む事も可能です
【1/4追記】以上の点を鑑みて構築されたGawkerのbeta版サイトは、現在http://beta.gawker.com/より見ることができます
また文章を何点か修正しました
Nick Denton(原文/mayumine)
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