当時、「反電力」といわれた村田成二・経済産業省事務次官は電力会社の権力の源泉を削ぐために、発送電分離を軸とした完全自由化を主導した
一方、東電の南直哉社長(当時)は電力自由化された米カリフォルニア州で01年に発生した大規模停電を引き合いに出し、「安定供給には発送電一体が不可欠」と強硬に抵抗
そのさなかに発生した原発データ改ざん事件なども絡んだ暗闘の結果、東電は南社長ら4人の歴代トップの辞任と引き換えにするかたちで、発送電分離をかろうじて食い止めた(産業部 江村亮一)
via nikkei.com
原発事故が浮き彫りにした東電の権力構造 :日本経済新聞