児童虐待の防止活動を強化しようと、県は9日、県内4つの市民団体の連携組織「県子どもを虐待から守る民間ネットワーク」と包括的な協定を結んだ
県健康福祉部によると、予防対策から問題が発生した際の対応までを盛り込んだ協定は全国的に珍しい同ネットの構成団体は▽ながの子どもを虐待から守る会(長野市)▽南信子どもの虐待防止研究会(駒ケ根市)▽子どもを虐待から守る会・まつもと(松本市)▽CAPS・すわ(下諏訪町)
2007年に発足した協定は、児童虐待防止の広報活動、電話や面接による育児、虐待相談など
同ネットは、実施している電話相談などに県のバックアップが受けられ、県側も児童虐待防止の対策強化を図ることができる
県が保有する個人情報の扱いは今後、基準を設けて運用する同部によると、09年度に県内5カ所の児童相談所が受け付けた児童虐待の相談は517件で、前年度から13件(2・5%)減少
05年度の599件をピークに減少傾向だが、氷山の一角とも指摘される虐待の種類は、育児放棄などの「ネグレクト」が189件(構成比37%)で最も多く、次いで「身体的虐待」「心理的虐待」「性的虐待」など
ネグレクトが最多になったのが特徴だ
via chunichi.co.jp
中日新聞:県、児童虐待の防止活動を強化:長野(CHUNICHI Web)