ニューヨーク市が認定した4月16日のFoursquareの日に300万チェックインという驚異的な記録をだした、Foursquareをはじめとする位置情報サービスのアプリを、どのくらいの人がどのように利用しているのか、についての調査(437名の米国スマートフォン利用者が対象)の記事が公開されていました
調査によると、
スマートフォン利用者の60%以上(266/437)が位置情報系のアプリを使っておらず、そのほとんどがどのようなアプリかを知らなかった
知っていても利用していない人の割合は16.7%(73/437)だった
とのこと
では、利用しているアプリは何か、との問いに対しては、
Facebook Placesが42%で首位となり、さすがはネット利用者の7割がFacebookを使っているといわれるアメリカならではの結果といえますね
また、興味深いのが、アプリを使うメリット(使用理由)
・知り合いと連絡をとる/会うため:41%・自分の信頼する人のお気に入りの場所を知るため:21%・自分の移動パターンを理解できる:17%・割引や購入特典が得られる:8%・新しいテクノロジーの知識が得られる:6%・ゲーム内の行動目標の達成:4%・その他:3%
よくfoursquareなどのニュースで目につくのは、たとえばGAPやマクドナルドなどで行われた割引やプレゼントのサービス、メイヤーになると得られる特典などのマーケティング施策の事例だったりしますが、特典に期待して利用している人は全体のわずか8%というデータや、実際の知り合いと会うためや、信頼する人による場所に関する情報が得られる、ということがおもな利用目的というデータをみると、位置情報サービスが実用的に利用されているのが垣間見られますし、マーケティング活用も単なる「特典」だけにとどまることなく展開することを考えた方がよさそうです
位置情報サービスの人気順位と使う理由:割引などの特典目的での利用はわずか8% - the Public Returns - 続・広報の視点