現在の主戦場である3G多機能携帯電話はこれからシェアが低下し,2012年には出荷台数ベースでスマートフォンに逆転されると予想されている
・ 国内外スマートフォン動向を総まとめ - iPhone vs Android の先に見えるもの (4/26)
(ガートナー「Mobile Internet Report」予測値より)
また日本国内の多機能携帯電話トラフィックも近い将来は頭打ちになることが予想されるため、ソーシャルゲーム関係者にとっては、PC、さらにはスマートフォンへの進出が極めて重要な成長戦略となる
ただし、ガラパゴス化していた多機能ケータイと異なり,PCおよびスマートフォンはワールドワイドな争いになる
しかもPCではFacebook,スマートフォンではAppleという覇者的存在がおり,プラットフォーマーとしての参入障壁は相当高い
この図内の「ホワイトスペース」としている最もチャーミングな領域は、「iPhone/iPad/Android」がカバーするスマートフォン/タブレット分野だ
それぞれの企業がこの超成長市場を狙って動きはじめている。特にゲーム横断コミュニティを提供するSGN(Social Game Network)ベンチャー「ngmoco」を買収したDeNA、中国レンレンや韓国サイワールドとアプリプラットフォームの共通化で提携したmixi、さらには親会社であるNHNがLivedoorを買収したハンゲームの動きも見逃せないところだろう他方、当記事内ではあまり触れなかったが、国内ソーシャルグラフをめぐるmixiとFacebookのシェア争奪戦も本格化してきた
mixiは、今後、Facebookファンページに相当するビジネス向けソリューションや、さらなる海外ローカルSNSとの提携に関して、積極的に取り組む意向を表明している
・ 【続編】Facebookは日本に普及するだろうか? (10/21)
ガラパゴス文化に守られ、独自に、世界でも類のないほど高度に成長してきた国内のソーシャルゲーム関連企業だが、ここに来て、一気にグローバル化の波が押し寄せてきた
すでにDeNAやGREEは声高に海外進出をビジョンに組み込んでいる
彼らがボーダーレスにはばたきはじめ、ジャパニーズ・ベンチャーの活力を世界に証明する日が来ることを切に願いたい
【2010年11月最新版】直近決算発表に基づくmixi、GREE、モバゲーの業績比較 ~ Amebaとニコニコ動画もあわせてチェック:In the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ