一部ではウワサとなっていたが、いよいよリクルートがGrouponレースに参入する
サービス名称は「pomparade(ポンパレード)」で7月21日12時にサイトがオープンする米国ではGrouponのひとり勝ちで、2010年には収益が推定で3億5,000万ドルのこのクーポン共同購入型サービスには、日本ではPikuがサービスをスタートさせ、いまでは10程度のサービスが立ち上がっている
このレースの本命になるのではと見られていたのが、リクルートだったが、実際に市場に参入することとなった
リクルートによれば4月ぐらいに事業を検討し始めたというのだから、国内のGrouponレースが始まりだした時期と重なるポンパレードも他のGroupon類似サービスと同様に、1都市1日1社のクーポンが販売され、共同購入で一定数購入されればそのクーポンが成立する仕掛けとなっている
リクルートがこのレースの本命と見られていたのは、ホットペッパーやじゃらんなど地域のレストランやレジャー施設とつながりがあるメディアをもち、全国に数千人の営業担当者を配置させているところだ
実際にポンパレードのクーポン開拓の店舗営業にはこれらの営業担当者が動くのだというまたクーポンを購入するユーザー獲得には、他の国内Groupon類似サービスのようにTwitterのようなソーシャルメディアも活用するが、リクルートがもつメディアからの集客も活用するという
たとえば、メールマガジンなどはすべて合わせると数百万規模のユーザーに配信しているものが複数あるというが、その中にポンパレードの誘導を設けていくとしているスタート時は東京版ということで、首都圏のユーザーを対象にしているが、今後は全国の都市に展開する
ただ、どういう範囲で地域を区切るかはサービスを開始させたあとで検討するという
また、店舗がリクルートに支払う手数料については、現在は未定だが商材や街のサイズによって変わっていくだろうが20パーセント前後を考えているようだ以上のように、明らかにされていることからは他のGroupon類似のサービスとはっきりとした差別化されたものはないのだが、商材の開発については、リクルートがもつポテンシャルはかなり高い
「ポン」にこだわり過ぎた名前はリクルートらしくなく今ひとつで残念だが、このレースに参加している企業から見えば、強力なライバルが登場したというのは間違いないだろう
果たしてポンパレードはGrouponレースの覇者となりえるのだろうか
[jp]リクルートが「pomparade」でいよいよGrouponレースに参入