体内での抗がん剤の動きを画像化し、がんの患部にだけ集積させる新しい手法を、東京大や滋賀医科大などの研究チームが開発した
効き目や副作用をより正確に予測し、治療効果を確認しながら、がんの化学治療が可能になると期待される。15日付の米医学誌「キャンサー・リサーチ」に発表する通常、投与された薬物は全身に散らばるため、効率が悪く副作用の懸念も大きい
がんなどを対象に、患部にだけ薬を運ぶ「ドラッグデリバリー」の研究が進んでいるが、人体の場合、薬物が体内で実際にどのように分布し、患部にどのくらい届いているのかを知るのは困難だった研究チームは、増殖の盛んながん細胞の周囲には、未熟で壁に微小な穴の開いた血管が多いことに着目
がん細胞の周囲の血管からのみ漏れ出すよう、抗がん剤とMRI(磁気共鳴画像化装置)の造影剤を封入した直径30ナノメートル(ナノは10億分の1)の高分子の微粒子を作った
via mainichi.jp
抗がん剤:体内での動きくっきり画像化…MRI造影剤封入 - 毎日jp(毎日新聞)