「悩む=答えが出ない前提で考えるフリをする、考える=答えが出る前提で組み立てる」 @smoothfoxxx

【問題解決】『イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」』安宅和人


イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、リアル書店でチェックして、「面白そう」と購入した1冊

その時点では、著者である安宅和人さんの「東大⇒マッキンゼー⇒Yahoo!」というプロフィールしか見ていなかったのですが、実はこの本、はてブでホッテントリ入りしたこのエントリーが元になっているのだそう

圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Being between Neuroscience and Marketing 圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Being between Neuroscience and Marketing

まとめ記事ではない個人のエントリーではてブ2600超というのは、只事ではありませぬ

そんな人気記事の書籍化だけあって、さすがに本書自体も非常に濃厚

ブクマされた方は当然としても、「問題解決」に興味のある方なら、必読と言わざるを得ません!


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!


【目次】

はじめに 優れた知的生産に共通すること

■序章 この本の考え方―脱「犬の道」

■第1章 イシュードリブン―「解く」前に「見極める」

■第2章 仮説ドリブン(1)―イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる

■第3章 仮説ドリブン(2)―ストーリーを絵コンテにする

■第4章 アウトプットドリブン―実際の分析を進める

■第5章 メッセージドリブン―「伝えるもの」をまとめる

おわりに 「毎日の小さな成功」からはじめよう

【ポイント】

■1.との違い
僕の考えるこの2つの違いは、次のようなものだ

「悩む」=「答えが出ない」という前提のもとに、「考えるフリ」をすること
「考える」=「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること
この2つ、似た顔をしているが実はまったく違うものだ

■2.根性に逃げない

労働時間なんてどうでもいい
価値のあるアウトプットが生まれればいいのだ
たとえ1日に5分しか働いていなくても、合意した以上のアウトプットをスケジュールどおりに、あるいはそれより前に生み出せていれば何の問題もない
「一所懸命にやっています」「昨日も徹夜でした」といった頑張り方は「バリューのある仕事」を求める世界では不要だ
最悪なのは、残業や休日出勤を重ねるものの「この程度のアウトプットなら、規定時間だけ働けばよいのでは」と周囲に思われてしまうパターンだ

■3.表層的な論理思考に陥らない

論理だけに寄りかかり、短絡的・表層的な思考をする人間は危険だ

世の中には「ロジカル・シンキング」「フレームワーク思考」などの問題解決のツールが出回っているが、間題というものは、残念ながらこれらだけでは決して解決しない

問題に立ち向かう際には、それぞれの情報について、複合的な意味合いを考え抜く必要がある
それらをしっかりつかむためには、他人からの話だけではなく、自ら現場に出向くなりして一次情報をつかむ必要がある
そして、さらに難しいのは、そうしてつかんだ情報を「自分なりに感じる」ことなのだが、この重要性について多くの本ではほとんど触れられていない

■4.イシューを見極める

問題はまず「解く」ものと考えがちだが、まずすべきは本当に解くべき問題、すなわちイシューを「見極める」ことだ
ただ、これは人間の本能に反したアプローチでもある
詳細がまったくわからない段階で「最終的に何を伝えようとするのかを明確に表現せよ」と言われたら、きちんとものを考える人であればあるほど生理的に不愉快になるだろう
よって、「やっているうちに見えてくるさ」と成り行きまかせが横行するが、(多くの人が経験しているとおり)これこそがムダが多く生産性の低いアプローチだ
あるいは「やらなくてもわかっている」とイシューを見極めるステップを飛ばすことも同じように失敗のもとだ

■5.具体的な仮説を立てる

日本の会社では、「〇〇さん、新しい会計基準についてちよっと調べておいて」といった仕事の振り方をしているのを目にする
だが、これではいったい何をどこまで、どのようなレべルで調べればよいのかがさっぱりわからない
ここで仮説が登場する

「新しい会計基準下では、わが社の利益が大きく下がる可能性があるのではないか」(中略)

このくらいのレべルまで仮説を立てて仕事を与えられれば、仕事を振られた人も自分が何をどこまで調ぺるべきなのかが明確になる
答えを出すべきイシューを仮説を含めて明確にすることで、ムダな作業が大きく減る
つまり生産性が上がるのだ

■6.イシューと仮説を言葉で表現するときは「主語」と「動詞」を入れる

言葉はシンプルであるほどよい
そのための単純かつ有効な方法が、「主語と動詞を含む文章で表現する」ことだ
日本語は主語がなくても文章が成立するため、「進めていくうちに皆が違うことを考えていることがわかった」という状況がよく生じる
主語と動詞を入れた文章にするとあいまいさが消え、仮説の精度がぐっと高まる

■7.一次情報に触れる

知らない人に電話でインタビューを申し込むことを英語で「コールドコール」と言うが、これができるようになると生産性は劇的に向上する
あなたがしかるぺき会社なり大学・研究所で働いており、相手に「守秘義務に触れることは一切話す必要はなく、そこで聞いた話は内部的検討にしか使われない」といったことをきちんと伝えれば、大半は門戸が開くものだ
実際、僕自身もこれまで数百件の「コールドコール」をしてきたが、断られた記憶は数えるほどしかない
生産性を上げようと思ったらフットワークは軽いほうがいい

■8.分析とは比較、すなわち比ぺること

たとえば、「ジャイアント馬場はデカい」という表現を聞いて、「これは分析だと思うか?」と周りの人に尋ねてみると、ほとんどの人が「分析だとは思わない」と答える
しかし、図4のように、ジヤイアント馬場の身長を日本人と他国の人の平均身長と比較して見せた場合には、今度はほとんどの人が「これは分析だ」と答える

この差は単純に「比較」の有無だ
「比較」が言葉に信頼を与え、「比較」が論理を成り立たせ、「比較」がイシューに答えを出す
優れた分析は、タテ軸、ヨコ軸の広がり、すなわち「比較」の軸が明確だ
そして、そのそれぞれの軸がイシューに答えを出すことに直結している

【感想】

◆引用部分の量が比較的多いので、この辺で

実は上記で挙げたポイントは、本書における「基本的な考え方」が述べられている序章と第1章から最も多く抜き出されております

これは、私の「理解力の低さ」もさることながら、第2章以降では、なまじ挿入されている図が秀逸な分、こういうテキストベースのエントリーでは取り上げにくかった、ということもありまして(言い訳)

図解本等では「あってもなくても変わらないポンチ図」が横行する中、本書の図は、「さすがマッキンゼー出身者」と思わされるクオリティでしたので、資料作成の参考にもなりそうです


◆さて、タイトルにもある、肝心の「イシュー」について

英語の「issue」ではいくつも定義があるものの、本書における「定義」では「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」と「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすものなのだそう

これだけだとピンと来ないので、具体的なケースとして「バリューのある仕事」というものを考えてみます

著者の安宅さん曰く、「解の質」と「イシュー度」を縦横の軸にとって、双方が高い右上の領域に属するものである、と

僕の考える「イシュー度」とは「自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ」、そして「解の質」とは「そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い」となる
そして、バリューのある仕事をするためには、この両方が高くなければならない、とのこと


◆そして多くの人が、「解の質」ばかりに関心を持つ傾向にありますが、本当に大切なのは、むしろ「イシュー度」の方です

なぜならば、「イシュー度」の低い仕事は、たとえ「解の質」が高くても、受益者から見たときの価値はゼロに等しいから

確かに「必要性の低い問題に、質の高い解を出してもしょうがない」と考えれば、なるほど当然

そういう意味で、「イシューを見極める」のが大事なのだな、と納得した次第です


◆何だかここまで書いても、結局まだ第1章付近をうろうろしているような状態というのが大変申し訳なく

ただ、大まかなアウトラインについては、冒頭のホッテントリ入りした記事で見事にまとめられていますので、そちらをご覧頂ければ(他力本願)

……まるで本書にも登場する「エレベータテスト」のような手際のよさですしw

と言うか、あの記事にブクマされた皆さんが、その時点でやがて出来上がる本書の完成度まで見越していたのなら、それはそれでスゴイことだと思います

実際、今まで何冊も問題解決系の本を読んでまいりましたが、それらと比べても、本書の「切れ味」は見事だと感じました


テキストから図まで、クオリティの高い1冊!

【問題解決】『イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」』安宅和人:マインドマップ的読書感想文

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「イシューからはじめよ」 出版のきっかけとなった2008年のエントリー(2904+B) @kaz_ataka

f:id:kaz_ataka:20081018090527j:image

Leica M7, 90mm Tele-Elmarit F2.8, PN400N @Santa Monica, CA


アメリカで研究するようになって最も驚いたことの一つは、日本では考えられないほど生産性の高い研究者が存在することだ


たとえば僕がローテーションして、最後までそこでdissertation work(博士論文のための研究、活動)をすることにするか迷っていたあるラボ
そこはポスドク、テクニシャンを含めて(註:undergraduate=学部生は殆どアメリカの研究室には居ない)たった5人でやっているにもかかわらず、毎年5-6本ぐらいはペーパーを出し、ほぼ全て一流紙
多いときは年に2本ネイチャーに出し,一本は表紙になったりしていた(#)

しかも良く日本では見かける深夜も土日も働いて、朝はどちらかというと崩れ気味、みたいな重労働系の生活ではなく、普通に朝来て、「うーん今日は狂ったように仕事をしたな」とかいって七時半ぐらいに帰る
遅くても9時ぐらいかな
週末は飼っている細胞にえさをやりに来たり、続き上必要なミニマムなしごとをするぐらい


日本でこのようなラボは僕が知りうる限り見たことも聞いたこともない
良くある話は、教授がいわゆる実力者で、ERATOかなんかの大きなファンドをとってきて、数十人規模の巨大なラボで腕力系の仕事をして、とにかく年に一本でもいいからNature/Science/Cell/Neuronあたりの本当のトップジャーナルに流し込む、という話
こういうラボは、アメリカにもいわゆる大御所系のところで、なくはないけれど、むしろ注目を集めているラボはこじんまりとしていて、こうやって楽しみながらがんがんやっているところが多い
大体若くて、駆け上がるフェーズのPI(principal investigator: ラボのヘッドのこと)のラボだ


この辺、いったい何がどう違うんだろう?と思って見てみると、これがもうびっくり
ほとんど僕が長い間つとめてきた経営コンサルティングファームで行われている仕事のやり方とほとんど同じなのだ
(なお、このファームはこの業界の最老舗の一つで、分析的な課題の整理の仕方、問題解決のアプローチなど、意識している、していないに関わらず、現在多くのコンサルティングファームや大会社の経営企画で行われている根源的な手法論のかなりの部分を生み出している

特徴的なところを挙げてみる


1. まずイシューありき

自分の考える世界観があり、そのパースペクティブ、ビューポイントに基づいてこういうことが言えるはずだ、あるいはこういうことを言えば意味(インパクト)があるというメッセージがまずある
これはぶわっとした話ではなく、もう論文のタイトルと言って良いレベルで決まっている

つまり何に白黒つけたら良いのか、自分は何にケリをつけるのか(=issue)、というのが非常に最初の段階でクリアにあるのだ
そしてこれが次に述べる通り、そのサブサポートのレベルでも続く


ちなみにこの白黒を付けるという姿勢がどの程度あるか、どのようなことに白黒つけようとするのかで、経営課題の場合、problem solverとしての質はほぼ規定される
何となく面白そうだから、でやるような人が大きなことにケリをつける、とどめを刺す可能性は非常に低い

2. 仮説ドリブン

次に驚くのは、このような研究の構想を思いついた段階で、そのトップラインのメッセージ(=仮論文タイトル)がどのようなサポートとなるメッセージがあると言えるのか、明確に腑分けされており、その一つ一つがどのようなデータによってサポートされるべきか、ものすごく明確にデザインされていることだ
決して開けてみないと分からないよね、みたいなバカなことは言わない
あえてスタンスをとる


(ちなみに、これは「イシューアナリシス」と呼ばれるコンサルティング現場では秘宝のように鍵とされている方法論で、体系的にトレーニングをしても、実際には日々の実践で身につける以外の方法はない
基礎レベルであっても身に付くのはそれなりの時間がかかるし、その課題についてのセンスがあるほど、そして経験を積むほど、レベルが上がる
その書いてあるものを見ただけで、老練な人ならすぐにproblem solverとしての質が分かるぐらいの大切なものでもある
ちなみにこの辺りはコンサルティングをドロップアウトしたような人の本には説明しても分からないと思うためか、うまく説明できないと思っているせいか、あるいは極意すぎて書きたくないと思うせいか、ロジックツリー以上のことは殆ど書いてない


例えばこんな感じ、ある朝いつものようにラボにやってくると、Hey Kaz, I have an idea for a work, let's have a chat、みたいな感じでやってくる
行くと紙をペラッと持っていて、一番上にタイトル(メインメッセージ)、その下は左がサブメッセージが五つぐらい並び、その右に一つ一つデータ、実験結果のイメージ、見せ方が絵コンテのように入っている
要は紙芝居的なストーリーラインになっている
その一つ一つが大体非常に手堅い手法によって、どの程度のワークロードが発生するのか、誰にどう聞くとすぐに立ち上がるのか(註:同じラボの人とは限らない)が見えている

また個々のサブ論点(sub-issue)でも、何がどういえるかどうかが勝負、という本当の見極めどころがものすごくクリアにある

3. アウトプットドリブン

で、これに基づいてある種、その五つなら五つのパズルを埋めるように研究を進めていく
当然、この論理が崩れると、根底から見直しが必要という、issueの流れでいくと上流にある、かなり根源的な課題から取り組んでいく


これは、こうやって聞くと当然のことのように思えるかもしれないが、殆どの問題解決者が出来ていない非常に重要なポイントだ
問題解決は常にここが崩れると話が崩壊するようなところから行わないといけない
例えば、恋人が出来ない人の問題解決であれば、会う人の数が足りていないのか、会ってからの成就の確率が低すぎるのか、がクリアにならなければ、問題解決は運頼みになってしまう
:)要は課題解決の論理のツリーがどこから始まると考えるべきか、ということでもある


そして、アウトプットが出て論理に影響が出そうであれば、それに合わせて全体のストーリーライン、トップラインのメッセージを見直していく
したがって、当初の仮説の視点から見ると失敗しているのに、トップジャーナルに載ってしまうなんて言うことがいくらでもある
これはものすごいことだ


また一つ一つのハコというか、サブ論点が、考えていた方法でらちがあきそうになかったら、すぐにその方法は捨てる
見極めは最大でも1-2週間程度
どんな方法でも良いから、その論点がサポートできれば良い
非常にプラクティカルだ
、、、ここもプロのコンサルタントの問題解決現場と同じ
いかなる手法を使ってもよいから論点にケリを最速でつけていく

4. メッセージドリブン

こういう形で進めてきているので当然だが、テキストは非常に歯切れが良く、力強い
なぜそれが大切なのか、何をするために何をやったのか、その意味合いは何なのか、ここから入る
従って、投稿の通りも良く、掲載される確率も高い


単に実験や研究結果からこれを実践するのがどれほど難しいかは、上の真逆なアプローチで何かやったことがある人であれば切実に分かるだろう
結果、テキストライティングのスキルは母国語だからということではなくて、非常に高い
曖昧さのかけらもない文章を織り込んでいく


ピラミッドストラクチャー」という僕が仕事を始めた頃には、私のいたファームでしか使われていなかった言葉(ジャーゴン)が広まって久しいのでこれを読まれている人にも聞いたことがあるかもしれないが、これは正しくは、表現方法というより、上のような課題整理の方法論として捉える方がむしろ正しい
解決してしまったものは、実際にはその聞く人に合わせて、柔軟に表現した方が実際には伝わる度合いは高まる


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ちょっと長くなってしまったけれど、大体こんな感じ
ちょっと本でも書くことになったら書こうと思っていたことをアウトラインだけですがこんなところで書いてしまいました
: )


Hope it was of help!


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# 当時Assistant ProfessorだったそのPIのラボは、現在、世界的に有名になり、ファンドも集まり結構なサイズになっている
PIもかなり偉いポジションを持っている
、、、アメリカではfull professorにも格があるので

関連エントリ


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ps. このエントリに対し、沢山頂いたみなさまの声に少しでもお応えできればと思い、一冊の本をまとめました
(2010.11.24発売予定)知的生産について、本格的にご興味のある方は、どうぞ!

内容については、次のエントリをご覧頂ければと思います

圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Being between Neuroscience and Marketing

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「方法の呪い」成功体験の積み重ねが大失敗の条件となる。 @dol_editors

――パラドクス?

西條 経営が大失敗する条件に、実は「成功体験の積み重ね」があるんです
成功させるためには成功体験を積み重ねなければなりませんが、それがいつの間にか大失敗する条件になっている、ということです

【第4回】 「組織心理学」を活かした支援のすんごい仕組み|人を助けるすんごい仕組み|ダイヤモンド・オンライン

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Facebookページがタイムライン化したことによる変化 @ayumifukaya

Facebookページがタイムライン化したことによる変化

Facebookページのタイムライン化による変更点を整理してみましょう

①カバー写真

タイムラインになったことにより、カバー写真を利用できるようになりました
カバー写真は、Facebookページの第一印象を左右するとても重要な要素です

カバー写真のサイズは、横縦が851px × 315pxで、横幅が小さい場合拡大されます
縦幅が小さい場合には空白ができます
横幅の最小サイズは399pxです
851px × 315px以上だとアップできません
ゆがみのないきれいな画像を設定するのであれば、ぴったりの画像を用意しましょう

カバー写真を設定するには、「カバーを追加」をクリックして、すでにアップしている写真を選択する場合は「写真アルバムから選択」をクリックして追加、PCに保存している写真を選択する場合は「写真をアップロード」をクリックして追加します

カバー写真の制限

カバー写真には、企業や製品、サービスのブランドイメージを想起させるようなものを用意しましょう

ただし、以下のようなものは含めてはいけないと、規約に書かれていますので、十分注意してください

・価格や購入情報
例:「40%オフ」や「Webサイトからダウンロードしてください」など

・連絡先情報
例:URL、メールアドレス、あるいは、Aboutページにあるような内容
・ユーザーインタフェースを誘導するような内容
例:「いいね!をクリックしてね」、「シェアしてください」など、Facebookの機能に関連するようなこと
・ユーザーにアクションさせるような内容
例:「今すぐ手に入れよう」「友達に知らせよう」

テキストもだめ、というようになっているので、上記のようなものを含まなくても、文章を使ったアピールも、規約違反になる可能性があります

Facebookの実装事例として紹介されているCoca-Colaがロゴを入れているので、ロゴならば問題ないと判断できます

②プロフィール写真

プロフィール写真の表示サイズは180px × 180pxの正方形になりました
プロフィール写真は、ユーザーのニュースフィードに表示されるので、どこからの投稿なのかすぐにわかるものにしましょう
アップできる最小サイズは32px × 32pxです

③写真とアプリ

これまで、左メニューから選択できていたページが、カバー写真のすぐ下に表示されるようになりました
デフォルトで表示されるのは、最大4つですが、一番左側は「写真」が固定で表示されるようになっているので、残り3つを表示できます

アプリは最大12個まで登録可能で、デフォルトで表示できるアプリ以外は、「▽」をクリックすれば表示できます

表示するアプリを変更するには、「▽」をクリックして全アプリを表示し、鉛筆のアイコンをクリックして「位置を入れ替える」を選択し、位置を変更するアプリを選択すると、指定したアプリと位置を交換します

ファーストビューで表示されるこれら3つのアプリがもっともアクセスされやすいアプリとなります
キャンペーンのアプリやショッピングカートなど、一番見て欲しいアプリを表示するようにするといいでしょう

なお、アプリの画像は、鉛筆マークを選択して「設定を編集」をクリックし、別ウィンドウで表示される画面から「カスタムタブの画像:変更」をクリックすると、任意の画像と変更できます
サイズは112px × 76pxで表示されます

例えば、カバー画像からつながっているようなデザインにする、並べて一つの画像になるように配置するなど、工夫すると面白いでしょう

Facebookページの健康状態がまるわかり

なお「いいね!」では、そのページのインサイトのダイジェストのようなデータを見ることができます
以下は、Coca-Colaの「いいね!」をクリックしたところです

人気の週、都市、年齢層、自分の友達で「いいね!」しているユーザーなどを確認することができます
これを見て、どういう層に受けているのか、今も盛り上がっているのかなどが分かり、「いいね!」するかどうかの判断材料になるといえます

Facebookページへの「いいね!」やコメントをするユーザーをお金で売買するという行為をする業者がいますが、これからはFacebookページ運営の健康状態が誰でも見えるようになったことで、これらの業者を利用している企業は一目瞭然になってしまうでしょう

Facebookページの人気ランキングなどで、多くのユーザーを獲得している企業がどんなユーザーにリーチしているのかを「いいね!」をクリックして確認してみましょう

④投稿と大事な出来事

タイムライン化により、Facebookページから投稿できる種類が減ったように見えますが、表示がされなくなった「リンク」も「動画」も、投稿の中にURLを含めれば自動認識されるため問題ありません

注目するべきは「大事な出来事」です
これは、Facebookページの主体であるブランドや企業、サービスの節目を登録します
これを使えば、Facebookを利用する以前の過去の出来事も投稿することができます

例えば、Social Media Experienceの場合、「Facebookブランディング」という書籍を出版したことは、ひとつの契機ですので、これを登録してみましょう

「大事な出来事」をクリックすると特別な入力画面が表示され、年月日、詳細情報、写真などを任意で登録し「保存」をクリックします
指定した年月日に登録した内容が表示されます

⑤友達のアクティビティ

Facebookページにアクセスすると、そのページに「いいね!」と言っている友達と、友だちによるアクティビティが表示されます
これは、アクセスしたユーザーの友達が表示されるようになっていますし、アクセスしたユーザーがそのページに「いいね!」をしていなくても表示されます

友達の行動は知らない誰かの行動よりも印象に残るので、「いいね!」をクリックするきっかけになります
たくさんの友達がそのページとやり取りしているのを見たら、関心が高くなります
つまり、ユーザーとページとのエンゲージメントがさらに重要になったといえます

⑥トップ固定表示

投稿を選択して、鉛筆のマークをクリックし、表示されるメニューから「トップに固定」を選択すると、選択した投稿をタイムラインの一番上に表示させることができます

トップに固定される期間は、最大7日間です
任意のタイミングでトップ固定を解除するときは、リボンの下にマウスをあわせると表示される鉛筆のアイコンをクリックして「トップ固定表示をはずす」をクリックします

キャンペーンを実施している場合や新製品のリリースなど、特に知らせておきたい情報がある場合は、この機能を利用するとよいでしょう

また、アプリ表示で隠れてしまったアプリに誘導したい場合などにも、固定した投稿でそのアプリのURLをシェアして、誘導するといった活用が考えられます

⑦ユーザーからの投稿

ユーザーから投稿があった場合は、友達のアクティビティの下にまとめて表示されます
大事なユーザーからのフィードバックを見落とすことがなくなります

タイムラインの表示設定

Facebookページの過去の投稿についても、個人プロフィールページのタイムラインと同じように、表示サイズや表示/非表示切り替えなどを行うことができます

重要な投稿については、投稿をクリックして、ハイライト表示することができます

タイムラインにはすべての投稿が表示されるわけではありません
Facebookのアルゴリズムに従って、最も盛り上がっていた投稿が優先的に表示されます

投稿数にもよりますが、直近のものは多めに、過去になるほど表示数は少なくなります

タイムラインの中心に時間軸の線が通っていますが、ここに点があります
点があるものが何らかの投稿、アクションなどを実行したものです
点があるのに内容が表示されていないものについては、点の上にマウスを合わせることで表示できます
鉛筆をクリックして「ハイライト」に変更することもできます

管理者用パネル

管理人アカウントでFacebookページにアクセスすると、管理者用パネルがカバー写真の上に表示されるようになっています

右上の「隠す」をクリックすると非表示にします
その場合、管理パネルにアクセスするには、右側の時間軸の上に表示される「管理者用パネル」をクリックします

①、②、③はこれまでも確認できた項目で、表示位置が変わっただけです

④メッセージ

今回の変更点で注目するべき点の一つが、ユーザーがFacebookページにメッセージを送ったり、Facebookページがそのユーザーに返信を送ることができるようになったことです

過去に、Facebookページから「いいね!」をしているユーザーにメッセージを送る機能がありましたが、廃止になりました
今回の機能の場合、Facebookページの方から、ユーザーに対してメッセージを送ることはできませんが、ユーザーからページへメッセージを送ることができます
ページはメッセージを受信した場合、返信することができます

ブランドとユーザーがメッセージでやり取りできるので、問い合わせなどに利用できるかもしれません

管理メニュー

「Facebookページを編集」をクリックすると、Facebookページの編集画面を表示します
Facebookページの編集画面のおおよその項目は、従来のものと一緒ですが、一部変更があります(ランディングページが設定できないなど)

「アクティビティログを管理」をクリックすると、ページアカウントでのページでのアクティビティ(投稿やコメントなど)を一覧表示できます
ここから、タイムライン表示の設定(ハイライト表示や非表示設定)ができます

「ブロックされているユーザー」は、翻訳に違和感がありますが、Facebookページとしてブロックしたユーザー(スパム判定したユーザーなど)を表示します
ユーザーの確認とブロックの解除ができます

ファンを拡大

「ページをシェア」:Facebookページを自分や他の管理ページシェア

「友達を招待」:「いいね!」していないユーザーをページに招待
「広告を作成」:Facebook広告を作成

タイムライン導入によって、「日常の運用」がより重要に

さて、タイムライン導入による変更点や利用の注意などについて、ひと通り整理してみましたが、これまでFacebookページと比較して、制限が増えたと感じる人も多いでしょう

特に、アプリへの誘導がしにくくなりました
最も影響が大きいのは、ウェルカムページです
ウェルカムページは、初めてのユーザーが最初に訪れるランディングページとして、見せ方などを工夫している企業が多かったのですが、ランディングページに設定できなくなってしまいました

もちろん、アプリを用意しておいて、カバー写真の下に表示しておけば、アクセスするユーザーもいるでしょうが、これまでよりもPVは格段に下がるでしょう

カバー写真には、キャンペーン情報や「いいね!」の誘導ができなくなっているので、まさにカバー写真や日常の運用を工夫することで、ユーザーに訴求する必要があります

すべてはFacebook広告につぎ込まれる

カバー写真で「いいね!」への誘導ができないことや、キャンペーン情報を表示できないことは、Facebookの雰囲気を商売寄りにせず、コミュニケーションの場とするためということが一番の理由でしょう

そしてもう一つの理由が「Facebook広告」へ、Facebookページのオーナーを誘導することにあるといえます
「いいね!」を訴求したり、キャンペーンを行う場合、ユーザーにアピールするためには、ウォールの投稿による通知や投稿の「トップ固定表示」が有効ですが、それだけでは期待した効果は得られないかもしれません

これにより、Facebook広告に投資するユーザーが増えることが予想されます
キャンペーンや検定アプリはこれまでどおり運用することは可能ですが、ユーザーに気づいてもらうためには、Facebook広告が重要になるということです
Facebook広告では、任意のページ(アプリ)を誘導先として設定することができるからです

IPOを間近に控えて、確実に利益を上げられるFacebook広告に投資するような仕組みにしたのかもしれません

USでは、Facebookにコマース系のアプリを設置してFacebookのプラットフォーム上から決済まで完結できるいわゆるFコマースに陰りが見えるというニュースがありましたが、こうしたFacebookの仕様変更、方針変更も影響しているように思えます

広告で誘導してもこれまでのようなトリックは通用しない

さて、だからといってFacebook広告にお金をつぎ込めば、ファンが増え、活発な交流が生まれるのかといったら、そんなことはありません

広告設定の時に、ウェルカムページやキャンペーンページをリンク先とすることはできますし、こうしたページに「いいね!」への誘導画像を使ったり、ファンゲート(「いいね!」をしているかどうかでコンテンツの表示を変更する手法)を設定することはできます

しかし、タイムラインが最も重要なファクターになったことで、そうしたテクニックよりも実直に日々運用を続け、ユーザーとのコミュニケーションをはかることが、Facebookページを成功させる要因になるといえます
そのFacebookページでどういう人がエンゲージしているのかが誰にでもわかるようになったのも、不正な業者の排除につながり、結果としてプラットフォームの健全性を維持できるはずです

そして、こうした地道な運用を通して交流をし続けてきたファンは、本物のファンとして、ブランドを支えてくれる人になるのではないかと考えます

Facebookページタイムライン完全ガイド | Social Media Experience

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「目標設定と達成感」川邊健太郎さんのやり方 @dol_editors

南 累積で100億円もの赤字事業を、2年間で黒字化に成功
右肩上がりの成長を遂げています
いったいどのような改革を行って、この快挙を成し遂げたのでしょうか?赤字の当時は、社員の方の士気は下がりがちだったのではないでしょうか

川邊 達成感を共有することを一番大切にしました
ばかばかしいと思う小さなことでも、何事にも必ず目標を定めて、それを全力で達成し、達成したら「みんなでよくやったね」と言える環境を創ることです

たとえばプロジェクトが前倒しで達成できたら褒め讃えて、月一回の朝礼でも発表します
メールも頻繁に全員に送って、今、何が達成できて、どの地点にいて、これからどこを目指していくのかを伝え、これが達成できたのだから、もっとできると鼓舞していました

累積100億円の赤字事業を2年で黒字化した 若手社長が語る「結果を出す人」の秘訣とは? ――GyaO社長・川邊健太郎氏【前編】|経営請負人の時代|ダイヤモンド・オンライン

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